崔 チョンア

プロフィール

氏名 崔 チョンア / CHOI Jungah
所属 外国語学部 国際コミュニケーション学科
職名 特別任用講師
専門分野 日韓対照研究・社会言語学・韓国語教育

最終学歴

  • 1997年3月 金沢大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了
  • 2000年3月 金沢大学大学院自然科学研究科数理情報科学専攻博士後期課程修了
  • 2015年3月 北海道大学大学院文学研究科言語文学専攻修士課程修了

取得学位

  • 博士(理学、金沢大学)2000年
  • 修士(文学、北海道大学)2015年

所属学会

  • 朝鮮学会
  • 朝鮮語教育学会(JaSKLE)
  • 日本言語学会(LSJ)
  • 日本語文法学会(SJG)
  • 社会言語科学会(JASS)
  • 言語科学会(JSLS)

研究活動

日韓対照研究を中心に,以下の理論言語学,韓国語教育,韓国語教育研究の3本柱で研究を進めてきています。

  • 理論言語学の分野では,使役状況の観点から,日韓両言語の複文におけるテ形と-eoseo・go形節との対応関係に関心を持ち,研究に取り組んできている。
  • 韓国語教育学では,理論研究をこれまでの実践経験に活かしつつ,日本人韓国語学習者に難しいと言われる様々な課題に取り組んでいる。テ形に対する-eoseo・go形節の対応関係,接辞-i/-hi/-li/-kiの派生方向がその例として挙げられる。
  • 社会言語学では,マナーポスターと漫才に見られる「日本社会のコミュニケーションモデルの特徴」を日仏韓尼などの対照研究を通じ,明示的に示す研究に取り組んでいる。
    Researchmap : https://researchmap.jp/jachoi

教育活動

教育方法・内容の工夫
  • 授業では,単純に一つの言語を習得するのではなく,身につけた言語を媒体とし,日頃の関心分野,自分自身の持つ意見などをしっかり伝えられるコミュニケーション能力,プレゼンテーション能力を身につけさせたいと思います。そのため,本学のLMSであるmanabaおよび関連ICT教材,さらにこれまでの実践経験で蓄積した自作の教育コンテンツを用い,効果的学習案を進めていきます。
作成した教科書・教材・参考書
  • 『練習問題で始めよう韓国語』(単著・イラスト)博英社,2024年

主要研究業績

著書
  • Language and Cross-Cultural Communication in Travel and Tourism: Strategic Adaptations (共著, Apple Academic Press, 2024)
  • Cultural Diversity in Cross-Cultural Settings: A Global Approach (共著, Cambridge Scholars Publishing, 2021)
  • 練習問題で始めよう韓国語 (単著/イラスト, 博英社,2024)
主要論文
  • 韓国語の맛있다/masidδa/(美味しい)に見られる語彙化―非規範的特徴をめぐって―,言語文化論叢25号,2021年
  • 動詞接辞-i/-hi/-li/-ki の派生方向と動詞の意味クラスの関連付け―韓国語の語彙的使役および受身教育の観点から―,言語文化論叢24号,2020年
  • 韓国語の動詞接辞-i/-hi/-li/-kiを用いた使役と受身の学習―派生の方向と動詞の意味クラスに基づいて―,言語文化論叢23号,2019年
  • 韓国語の使役接辞を用いた使役構文について-日韓対照研究の観点から-,論集「北東アジア諸言語の記述と対照」2019年
  • 韓国語の「-어서」・「-고」形節の意味類型と統語構造,朝鮮学報248輯,2018年
  • 韓国語テキストにおける「-eoseo」形と「-go」形についてー日韓対照研究の観点からの提案ー,金沢大学国際基幹教育院外国語教育係言語文化論叢22号,2017年
  • On the Korean conjunction -eoseo and -go with reference to the attendant circumstances te-form in Japanese,Linguistic Typology of the North (4),2017年
学会発表
  • 同一の使役状況における単文から-ese形節複文までの使役構文の分析ー認知主体の認知プロセスの観点からー,第74回朝鮮学会大会 2023年10月8日
  • 打ち解けた丁寧体「아요/어요」,朝鮮語教育学会ワークショップ;授業に役立つ小ネタ交換会第2弾 2023年6月25日
  • 日本のコミュニケーションモデルの特徴 ―漫才とマナーポスターの分析―,第46回社会言語科学会研究大会 2022年3月4日
  • 漫才とマナーポスターから見る日本社会のコミュニケーションモテルの特徴,日本語プロフィシェンシー研究学会 2021年12月26日
  • 使役性を用いたテ形節の構文分析,日本語文法学会第22回大会 2021年12月11日
  • 使役性を用いたese形節の構文分析,朝鮮学会第72回大会 2021年10月3日
  • 公共交通機関のマナーポスターにおけるストラテジーの変化-SNS社会に伴う言語景観の変化の観点から-,第18回国際都市言語学会年会 2021年8月28日
  • なぜ日本のマナー啓発ポスターにはキャラクターや駄洒落が多いのか―物語のコミュニケーションモデルによる分析―,言語科学会第22回国際年次大会 2021年6月5日
  • 韓国語の-아/어形接続と-서形接続の競合と共存について-日本語の中立形接続・テ形接続との対照研究の観点から-,日本朝鮮語教育学会第85回例会 2020年9月27日
  • 複合母音字を分かりやすく,朝鮮語教育学会ワークショップ;明日から使える授業の小ネタ交換会 2019年6月16日
  • Gender differences in hand gestures in disagreement: A contrastive analysis of Chinese, Korean, and Japanese,国際語用論学会 2019年6月10日
  • 韓国語の語彙的使役および語彙的受身の学習について-動詞接辞-i/-hi/-li/-kiによる派生の方向と動詞の意味クラスに基づいて-,日本朝鮮語教育学会 2019年3月9日
  • 韓国語の使役接辞を用いた使役構文についてー日韓対照研究の観点からー,Descriptive and Contrastive Analysis on Languages of Northeast Eurasia 2 2018年11月23日
  • 認識視点からみる原因・理由の「-eoseo」節と「-nikka」節―日韓対照研究の観点から―,第69回朝鮮学会大会 2018年10月7日
  • 韓国語の「-어서」・「-고」形節の意味類型における統語構造およびテ形節との対応関係,朝鮮語教育学会第77回例会 2018年3月19日
  • 日本語のテ形と韓国語の「-eoseo」形の統語構造について,第68回朝鮮学会大会 2017年10月8日
  • テ形の付帯用法から見る韓国語接続助詞「-eoseo」・「-go」,第67回朝鮮学会大会 2016年10月2日
  • 日本語の接続助詞「-て」と韓国語の接続助詞「-eoso」・「-go」の対照研究―テ形節の付帯用法とその周辺問題,国際ワークショップ「北東ユーラシア諸言語の記述と対照」 2016年7月9日

科学研究費補助金・その他の競争的研究経費

  • 使役状況における単文から複文への韓国語の連続性の解明―日韓対照研究の観点から― 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 – 2023年3月

社会活動

  • 日本のマナー啓発ポスターの伝達様式ーフランス・インドネシア・韓国の例との比較からー,第2回 金沢大学・インドネシア教育大学共同セミナー ―社会言語学・日本語教育学の新たな展開 2023年3月13日
  • 視点から考える言語学,札幌韓国を知る会 2018年10月26日

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