卒業生インタビュー

長崎外大で自分の進むべき道を見い出した卒業生たち。
卒業後はその経験を生かし、様々なフィールドで活躍しています。

現代英語学科 英語専修 2020年3月卒業
宮崎 枝里奈さん

4年間を通して学んだことや経験したことが今、空港で働く私の財産。

グランドスタッフの仕事は、お客様の搭乗手続きや荷物の受託、案内など様々。私はプレミアムカウンターの資格を取得したので、より深い知識を身につけ、より質の高い接客を意識しています。在学中は英語力向上に力を入れていた他、韓国語も学んでいました。最近は韓国からのお客様も多く、2ヵ国語を学べたことが生きています。また、アメリカのネバダ大学リノ校に留学していたことをお客様に話すと、その方が以前ネバダに住んでいたことがわかり、心に残るコミュニケーションが取れました。長崎外大での経験が私の財産です。


現代英語学科 英語専修 2021年3月卒業
原田 祥子さん

長崎外大で培った語学力や柔軟なものの考え方が日々の仕事に生きています。

私は、外資系ホテルで人事総務や総支配人秘書などの仕事をしています。ともに働く人たちは国籍や出身地など様々なバックグラウンドを持ちますが、在学中に学内や留学先で身につけた広い視野のおかげで、円滑なコミュニケーションを取ることができています。また、英語力だけでなく第二言語で学んだフランス語は、就職活動の際に大きなアピールポイントになりました。
長崎外大は学内に留学生が多く留学制度も充実しているので、この環境をみなさんには最大限に生かしてほしいと思います。

内定者メッセージ

業種:商社

現代英語学科 英語専修 4 年
小田切 克己さん

手厚いサポートが受けられるのは長崎外大の大きな魅力です。

長崎外大は少人数なので、キャリアセンターの手厚いサポートが受けられます。私の場合、一次選考でグループディスカッションがあったので、対策講座の開催をお願いしました。するとすぐに開催してくださり、十分な準備ができたおかげで第一志望の企業から内定をいただくことができました。この4年間で磨いた語学力を生かして、海外で買い付け業務に挑戦したいです。

Q.就職活動に向けて実践すべきことは?

就職活動を始める前は、予備校に行って公務員になろうと考えていました。しかし、いざ動き始めると、働きたい企業との出会いがありました。積極的に動くことで視野は広がると思います。

 


業種:運輸業

現代英語学科 英語専修 4 年
小林 七夕さん

4年間で培ったコミュニケーション能力と語学力を生かしたい。

就職活動は2年生の8月頃開始。コロナ禍で、留学が延期になったため、「今できることを!」と思い、早めに動き出しました。キャリアセンターでは、航空業界に特化した先生に面接の練習をしてもらい、自信を得ました。大学生活で磨いた語学力や留学生との交流で培ったコミュニケーション能力を生かして、様々な国籍のお客様に応対できるグランドスタッフになりたいと思っています。

Q.就職活動に向けて実践すべきことは?

最初から航空業界を志望していたので「エアラインノート」を作成。ノートには、企業の情報や自分自身のことを記し、その時の気持ちを整理しました。結果、納得のいく就職活動ができました。


業種:旅行業

現代英語学科 英語専修 4 年
當山 凜さん

苦手だった自己PRも練習を重ねて自信を得ることができました。

就職活動では、これまでの経験や自分の強みをいかに伝えられるかがポイントです。私は、不安だった面接の練習をキャリアセンターで何度も指導していただきました。その甲斐あって、4年間で学んだ旅程管理や語学力などを面接やエントリーシートでアピールできました。念願の旅行業界での就職。地元沖縄のまだ知られていない魅力を発信したいと考えています。

Q.就職活動に向けて実践すべきことは?

就職活動はネガティブになりがち。私は、友人やキャリアセンターの方に相談していました。就職活動は個人戦ではありません。ここには一丸となって夢へ挑むことができるサポートがあります。

長崎外大で培った語学力を生かした職業へ

世界に目を向けて、日常から外国語を生かし活躍している卒業生を紹介します。
語学力はもちろん、海外の文化、国際経済や国際政治に関する理解も必要とされることが多いため、活躍できる場所が多くあります。

フランス語を生かす! 株式会社 小川工務店

国際コミュニケーション学科 フランス語専修
2015年3月卒業 大塚 麻実さん

小川工務店は、会社に在籍しながらJI CAの青年海外協力隊に応募できる企業です。私は、大学4年生のころ、卒業後の進路について、日本語教員になるか、企業で働くか、2つの選択肢で迷っていました。そんなときに出会った小川工務店。私は、直接電話をして熱意を伝えました。当時、建設業にも事務職にも無縁でしたが、インターンシップを経験して事務職は自分が楽しめる仕事だと気付きました。この時の自分の直感を信じて良かったと思っています。

日々の業務でフランス語を使うことはありませんが、建設業の事務職も「ことば」を大切に扱う仕事です。外国語での対話で微妙な言語の感覚が誤解を生む経験は何度もしてきましたが、それは母語が同じ人同士でも起こること。長崎外大で培ったコミュニケーション力を生かしながら、最適な言葉の選択をすることを心がけ、仕事をしています。どんな場所でも、どんな仕事でも、コミュニケーション力と「ことば」は大切だと思っています。

入社2年後にJICA青年海外協力隊としてアフリカのセネガル共和国へ日本語教員として派遣されました。アフリカでもインターネットは普及しているので、セネガルでの活動の様子を日本にいる社員と共有していました。セネガル人との関係に行き詰まった時、上司から送られてきた言葉に救われたことが何度もありました。「君は正しいかもしれない。でもだからといって相手が間違っているとは限らない」これは、今でも私の人生で大切にしている言葉です。

長崎外大に入学する方は海外に興味があり、「外国語」を使った仕事をしたいという想いが強いと思います。しかし、「外国語」だけにこだわるのではなく、いろんなことに好奇心を持ってください。私自身、大学はフランス語専攻、就職は建設業の事務、その後セネガルで日本語教員、現在は経理をもっと勉強したいと思っています。まったく繋がりのないことをしているように見えますが、いろんな方向に点がある人生は面白いです。どの点とどの点が結びつくのかを楽しんでください。


スペイン語と英語を生かす! U C C上島珈琲株式会社

国際コミュニケーション学科 スペイン語専修 2009年3月卒業
※スペイン語専修は2008年を持って募集停止
井上 隆裕さん

前職と合わせて、コーヒーひと筋で14年間過ごしてきました。UCCは生産国にも消費国にもポジティブな影響を与えられる存在で、生産者の方々が抱える課題と向き合い解決に向け試行錯誤している企業です。多様な場面で活力や癒しを与えてくれるコーヒーがこの先ずっと作り続けられ、私たちがいつでも楽しめるためのお手伝いをこの会社でやりたいと思い、入社しました。

所属部署では日常的に海外との連携が必要なので、日頃から英語とスペイン語を使用しています。私は主に中南米とのコミュニケーションが多く、英語を話さない方も多いため、専攻していたスペイン語が大いに役立っています。また毎年、コーヒーの国際展示会が東京で開催され、英語とスペイン語両方で対応することもあり、語学の重要性を感じています。

生産国での技術支援や各国農園やコーヒー機関とのコミュニケーション、品質コンテストの運営などに従事しています。ある国や農園で効果が出た方法を情報網が未発達な地域と共有し、直営農園で実証実験し、生産性や品質にどう影響するかを検証しています。品質コンテストではカッピングと呼ばれる官能評価を行いますが、ひと口で生産者の癖や地域性など、味わいの深さを感じる体験ができます。

とにかく興味がある事はやってみる習慣をつけておくと良いと思います。楽しいと思えた対象が仕事に結びつくこともありますし、友人ができたり知識が深まったり、人生を豊かにしてくれます。長崎外大にはどの言語でも熱心に指導してくれる先生方がいるので、少しでも興味が湧いた方はチャレンジしてみてください。環境は整っていますので、その言語を使って何をやりたいのかを考え、その先にいる自分の姿をイメージすると良いと思います。

 

 


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