留学しなくても国際交流

学内外で盛んに国際交流のイベントが実施されている長崎外大。
通訳や国際交流のボランティアなど、様々な場面で日々の学びを生かした活動を行い、地域への貢献と同時に語学学習へのモチベーションアップにも繋がっています。


平和祈念式典に通訳ボランティアとして参加

長崎市では毎年8月9日に原爆犠牲者の冥福を祈り、核兵器廃絶と恒久平和の実現を世界に訴えるため、平和祈念式典が開催されています。長崎外大からはこの式典に毎年約20名の学生が通訳ボランティアとして参加しています。式典参列のため長崎を訪れた海外からの来賓の案内など、日頃培った語学力を生かして活躍しています。

現代英語学科 英語専修 川原 啓汰さん

Q.  平和祈念式典の通訳ボランティアでどんな取り組みをしましたか?
私の場合は、前日に観光案内も予定していたので、大使が行きたい場所の確認をとり、事前に下見し、行程表をつくって市内の観光名所を案内しました。その後、原爆資料館の訪問や献花に付き添い、平和に関する意見交換もしました。式典当日は、朝から会場までアテンドし、前日に続き観光案内を行いました。大使が訪問を希望していた観光地をすべて案内でき、喜んでいただけたのは嬉しかったです。
Q.  通訳ボランティアに参加して気づいたこと、成長したことは?
長崎で生まれ育った者として、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えたいと思い、参加しました。参加前は、自分の語学力で通用するか不安だったため、戦争や世界情勢に関する英単語を猛勉強。当日は、大使を前にして緊張しましたが、その経験のおかげで、どんな人を相手にしてもしっかりとコミュニケーションを取れるようになりました。また、以前にも増して世界の出来事に関心を持つようになりました。

イマージョンデイキャンプにボランティアとして参加
子どもたちに、屋内外での活動を通じて英語漬けになってもらおうというこのキャンプ。新上五島を舞台に、コミュニケーションは基本的に英語で行ってもらい、英語への抵抗感を軽減させるとともに、外国語の意思疎通の成功体験を積むことによって自己肯定感・積極性の涵養を図ります。

現代英語学科 英語専修 中山 笑那さん

Q. イマージョンデイキャンプでどんな取り組みをしましたか?
新上五島の小学生に対して、長崎外大の学生と留学生、ネイティブスピーカーの先生と協力して英語の楽しさを教えました。ゲームを用いて、日常会話で使う表現や単語をマスターしてもらい、正しく発音することの大切さなどを伝えました。私は1年生でリーダーに推薦していただき、最初はとても苦戦しましたが、仲間と協力しながら回数を重ねるごとにスムーズに行えるようになりました。
Q. ボランティアに参加して気づいたこと成長したことは?
このイマージョンデイキャンプに参加して、仲間と協力することの大切さをあらためて実感することができました。また、自分の思っていることを人に説明し、問題解決することの重要さも知りました。将来、教育に携わる仕事に就きたいと思っています。この経験では、自分自身が教職課程で学んできたこと発揮することができました。そして、ここで培った生徒との接し方を、この先に経験する教育実習で活かしたいです。

学内サークルで留学生と交流
長崎外大のキャンパスでは、たくさんの留学生が日本人学生と同じようにキャンパスライフを送っています。留学生は授業や学内イベントをはじめ、クラブ活動やサークル活動への参加も積極的でたくさんの学生が同じ時間を共有し、今しかない瞬間を楽しんでいます。スポーツや文化活動を通した留学生との交流も、長崎外大の魅力のひとつです。

現代英語学科 英語専修 岩下 弦太さん

Q. どんな活動をしていますか?
私たちバレーボールサークルは、火曜日と金曜日の週2回、体育館で活動をしています。留学生も多く、活動中は、英語や日本語など、様々な言語が飛び交います。メンバーは50人を越えることもあり、毎回試合形式の練習ではとても盛り上がります。普段の授業では見られないリラックスした表情の留学生を見ることができます。
Q. 活動で気をつけていることは?
留学生とか初心者とかそんな垣根を超えて、なるべくみんなが楽しめる雰囲気づくりを心がけています。練習中は考える間もなく言葉を発さなければいけないこともあるので、咄嗟の語学力は身につくと思いますよ。

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