井口 祐子
プロフィール
氏名 | 井口 祐子 / IGUCHI Yuko |
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所属 | 外国語学部 国際コミュニケーション学科 |
職名 | 特別任用講師 |
専門分野 | 日本語教育・会話管理 |
最終学歴
- 2010年3月 恵泉女学園大学人文学部日本語日本文化学科卒
- 2017年3月 恵泉女学園大学大学院人文学研究科文化共生専攻修了
取得学位
- 修士(人文学、恵泉女学園大学大学院)2017年
所属学会
- 小出記念日本語教育学会
- 日本語教育方法研究会
研究活動
日本語科目の授業内で浮き彫りになった課題を中心に研究やそれに伴う実践授業を主に行っています。今までの研究報告事例は以下の通りです。
(1)タイにおける日本語学校の初級クラスの経験と、実態から着想を得、初級日本語学習者の口頭表現能力向上に向けて会話管理の視点からアプローチする授業方法の提案と模擬実践。
(2)国内高等教育機関における留学生と日本人大学生ボランティアが密に交流するプログラムの報告。短期交流型日本語プログラムにおける留学生の日本語発話力の変容を、形態素解析と語彙密度による量的分析、および談話ストラテジーによる質的分析の観点から考察した。
(3)韓国の高等教育機関での日本語漢字の科目にて、同期双方向型遠隔授業への移行に伴う課題改善を目的とした「知識構成型ジグソー法」を用いた授業の実践とその報告。
教育活動
担当科目
初級日本語会話Ⅰ・Ⅱ、中級日本語Ⅰ・Ⅱ、日本語漢字Ⅰ・Ⅱ、ビジネス日本語、日本語会話(韓国ハンシン大学)
教育方法・内容の工夫
コロナパンデミックにおける同期双方向遠隔授業での課題(学生間の交流の希薄化、オンライン授業への非積極的参加、学習管理能力育成)を改善できる授業運営を試み、実践と検討を行っていた。また、長期間に渡る全面オンライン授業からハイブリット授業への移行、対面授業への移行に伴い授業形態を常に変化させ、学生と状況に合わせた授業を模索している。
その他
- 京都大学創立125周年記念シンポジウム「転換期の大学言語教育―AI翻訳とポスト・コロナへの対応―」、ビデオ報告「韓国」2021年12月
主要研究業績
著書
- 『ことばと社会』23号、「小特集 世界の日本語教師に聞く―パンデミック後の言語教育のために―07韓国 遠隔授業の課題」、189-190頁、『ことばと社会』編集委員会(編)、三元社
主要論文
- 「交流型日本語短期プログラムにおける学習者の日本語発話力の変容―2018年度恵泉女学園大学サマープログラムから―」、恵泉女学園大学紀要32、17-45、2020
学会発表
- 「初級日本語学習者の口頭表現能力向上のための指導法の提案―会話管理の視点から『みんなの日本語』分析を中心に―」、第41回全国語学教育学会年次国際大会(静岡グランシップ)、2015年11月
- 「知識構成型ジグソー法を用いた同期型双方向授業「日本語漢字」の試み」、第32回小出記念日本語教育学会年次大会(オンライン)、2023年6月