千 受民

プロフィール

氏名 千 受民 / CHUN Sumin
所属 外国語学部 国際コミュニケーション学科
職名 特別任用講師
専門分野 朝鮮近代史、植民地統治史

最終学歴

  • 2019年3月 九州大学大学院人文科学府修士課程修了
  • 2023年3月 九州大学大学院人文科学府博士課程単位取得退学

取得学位

  • 2023年9月 博士(文学、九州大学)

所属学会

  • 史学研究会
  • 朝鮮学会
  • 九州大學朝鮮學研究會
  • 日本植民地研究会

研究活動

これまで朝鮮の植民地化以前の保護国期(1905‐1910年)、植民地化以後の1910年代の武断政治期、1920年代の文化政治期、1930年代の戦時期という植民地統治政策の変化に合わせて、1905年から1942年までの38年にわたる朝鮮における愛国婦人会の活動を分析することで、婦人団体の視点から植民地統治政策を再考察すると同時に、朝鮮で愛国婦人会が植民地統治を支援する半官半民の中間団体の役割を果たしていたことを解明してきた。

教育活動

話すこと、聞くこと、書くこと、読むことの4技能にわたる語学能力を養う基本的な韓国語科目と韓国語検定試験(TOPIK)の対策科目を担当している。

主要研究業績

主要論文
  • 「大韓帝国期における愛国婦人会の設置過程―日本の韓国統治と在韓居留民―」『史林』103‐4、37‐76頁、2020年。
  • 「日本の韓国統治と日本赤十字社の組織拡張―大韓赤十字社との関係性を中心に―」『朝鮮学報』258、115‐151頁、2021年。
  • 「愛国婦人会朝鮮本部の活動と朝鮮総督府の統治政策―韓国併合から三・一運動の直後まで―」『年報朝鮮學』24、31‐55頁、2021年。
  • 「文化政治期における愛国婦人会朝鮮本部の社会事業と朝鮮総督府の統治政策」『朝鮮学報』263、35‐71頁、2024年。
学会発表
  • 「大韓帝国期における愛国婦人会の再考察―京城婦人会との関連性を中心に―」朝鮮史研究会関東部会例会、2018年7月。
  • 「大韓帝国期における愛国婦人会の設置過程―日本の韓国統治と居留民社会―」朝鮮史研究会関西部会例会、2019年4月。
  • 「近代における日本赤十字社の朝鮮進出について」2020年度九州史学会大会、2020年12月
  • 「植民地朝鮮における愛国婦人会朝鮮本部の活動―朝鮮総督府の統治政策との関連性に着目して―」第72回朝鮮学会大会、2021年10月。
  • 「朝鮮総督府の統治政策と愛国婦人会朝鮮本部のカツ小津―1920年代の社会事業に注目して―」近現代史研究会例会、2022年12月
  • 「植民地朝鮮における大日本国防婦人会の活動―日中戦争期における戦争協力に注目して―」日本植民地研究会2023年度春季研究会、2024年3月。

科学研究費補助金・その他の競争的研究経費

  • 「近代朝鮮における愛国婦人会の活動とその意義」日本学術振興会科学研究費助成事業特別研究員奨励費、2019年4月‐2022年3月。
  • 「戦時期の朝鮮における大日本国防婦人会とその意義」日本学術振興会科学研究費助成事業研究活動スタート支援、2024年7月‐2026年3月。

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