留学のホンネ(教員 × 在学生対談)

現代英語学科英語専修 3年
酒井 亜美さん

国際コミュニケーション学科フランス語専修 3年
西海 あかりさん

国際コミュニケーション学科韓国語専修 3年
平山 優美さん

留学アドバイザー
国際コミュニケーション学科フランス語専修
佐野 友紀

 


留学は貴重な人生経験。様々な気づきや試練の先に、新しい自分が待っています。

佐野 今日は、留学を経験した3名に「留学のホンネ」を伺いたいと思います。まず、留学を経験して良かったこと、成長したと感じることを教えてください。

酒井 私は、大学生のうちに世界をこの目で見てみたいと思って留学を希望しました。実際に行ってみると、ニューヨークにはたくさんの人種がいて世界の広さを実感。逆に日本の良さも感じる機会になりました。帰国してからは、長崎市で開催される平和祈念式典でパレスチナ大使館の方の通訳ボランティアに挑戦しました。これまでの自分では考えられないことです。留学を経験して積極的な性格に変わったと思います。

西海 私にとってフランスは、テレビや雑誌で目にして最初に興味を持った憧れの国です。留学して思ったのは、フランスにも様々な人種がいるということ。日本では、人の目を気にしがちだったのですが、様々な人がいるフランスでは自分らしくノビノビと生活できました。例えば着る服も人にどう見られるかよりも「自分が着たいもの!」を最優先に選ぶようになったのは大きな変化でした。

平山 私は貪欲さが身につきましたね。コロナ禍で半年間は韓国にいるのにオンライン授業という状況でした。1つだけ対面の授業があったのですが、その時間を逃してしまうと友達をつくるチャンスが他にないので、積極的に話しかけました。授業でわからない箇所も「この時を逃さないように!」と先生へ果敢に質問をしました。その積極性が良い結果に繋がり、楽しい留学生活を送ることができました。

万全のサポートのおかげで、不安は期待に変わった。

佐野 逆に不安だったことや留学中に大変だったことはありますか?

平山 とにかく留学に行く前の手続きが大変というイメージがありました。特に留学するために必要な書類の作成は難しいという印象がありましたが「海外留学事前研究」という授業の中で、書類や保険、ビザの準備はすべて教えていただきました。これまでにたくさんの学生を世界へ送り出している長崎外大だからこその安心感はありますね。

西海 コロナ関連で言うと、先生が常に現地の最新状況を学生に教えてくれていたので、不安はありませんでした。むしろコロナ禍で現地に日本人観光客がいなかったので、よりフランスの空気感を感じることができました。現地では友人ができるか不安もありましたが、フランス人の学生がフレンドリーに話しかけてくれたので嬉しかったですね。

酒井 私は、ニューヨークの治安に不安を抱いていました。しかし、キャンパス周辺は比較的のどかな場所で、地域の方との交流もあり、落ち着いた雰囲気の場所でホッとしました。ただ、ニューヨークシティのほうへ行く時は絶対に1人では歩かない、人目のない路地には入らないなど注意を払っていました。事前に先生や留学した先輩から情報を得ていたので、安心して留学生活を送ることができました。

日本にいるだけでは得られない知識や経験が、海の向こうで待っている。

佐野 私たちも学生1人ひとりの不安や悩みに応じた1対1のサポートを心がけています。最後に、留学に興味がある高校生にメッセージをお願いします。

西海 フランスに着いた当初、ベッドシーツなどの日用品を買いに行ったのですが、サイズの表記がわからず困りました。意を決して店員さんに英語やフランス語で話しかけ、なんとかほしいものを購入できました。銀行などの手続きも友人の力を借りながらですが、なんとか終えることができました。日本にいたら、買い物や銀行の手続きでこんなに必死になることはないと思います。留学は、そんな体験で溢れています。

平山 留学に関しては、授業料免除や奨学金などの支援制度もあります。私の場合ですが、奨学金だけで留学期間は生活できたので、親への負担を減らし、そのぶん他の経験にお金をかけることができました。今も韓国で出会った友人とは毎日連絡を取っています。リアルな韓国語に触れることで私の語学力は向上しました。

酒井 高校生の時から長崎外大に入学して留学するというのは決めていたので、それが叶えられて満足しています。しかし、人生はこれから。私は、将来、海外で働きたいと思っているので、この経験を生かして夢を叶えたいと思っています。視野や考え方が広がる留学を、ぜひ体験してほしいですね。


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