2012年度 FD研修プログラム
第1回 FD研修会
日時 | 2012年7月21日(土) 15:00~17:00 |
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場所 | 出島会館2F交流室 |
講師 | 中山正明氏(京都産業大学 理事・学長特別補佐) |
演題 | 「インターンシップから日本型コーオプ教育」 |
内容 | 従来のインターンシップは、企業側の「善意」によってのみ成り立って いるものが多く、また、研修内容に関しても十分な検討が行なわれて いないことが多いため実際的な効果についても 問題があった。 しかし京都産業大学が実施している「コーオプ教育」はインターンシップ やプロジェクト型授業に関して、大学と企業が協力し合い、大学教育に 参画することの企業側のメリットについても重視するものである。 そのことは企業がそうした教育に、より積極的に関わるインセンティブとなり、 またそれが参加する学生の教育効果を高め、結果として企業側のメリットも 高まるという好循環を生み出している。こうした「コーオプ教育」は従来型の インターンシップを含めた「大学と企業との連携」の問題点を解決する非常に 有効な方向性であるので、今後とも注目していきたい。 |
第2~5回 FD研修会
日時 | 2012年7月24日(火)、25日(水)、27日(金)、30日(月) 12:30~13:00 |
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場所 | 211教室 |
講師 | 山川欣也教授、成瀬尚志教員 |
出席者 | 本学教職員 11名 非常勤教員28名 |
演題 | 「カリキュラムマップ」と「観点別評価」説明会 |
内容 | 本年度から「カリキュラムマップ」を導入し、シラバスに反映させてきた。 また、来年度から各授業での成績を5つの観点(「知識を理解し取り込む力」 「論理的思考力、問題解決力」「効果的なコミュニケーション力」 「チームワークとリーダーシップ」「学修に取り組む態度・意欲」)ごとに 評価する「観点別評価」を実施する。こうした教育改革に関する本学の取組に 関して、本学内の教職員へは周知してきたが、新任の教職員、非常勤講師の 教員には詳しく案内できていなかったため、上記の日程で「カリキュラムマップ」 と「観点別評価」説明会を実施した。 まず、ディプロマポリシー、カリキュラムポリシー、カリキュラムマップ、 観点別評価についての説明があり、観点別評価については詳しく算出方法が しめされた。出席者の中からはすでに本学で定めているカリキュラムマップの 配分について、「配点を変更できないか」や、「DPのカテゴリC~Eについての 評価が難しい」などの意見・質問が挙がった。カリキュラムマップについては 就業力委員会以外で中身について話し合う機会をこれまでに設けていなかったため、 9月に行うFD研修会でこの時に問題として提起された内容について話し合う 機会をつくることとした。 |
第6回 FD研修会
日時 | 2012年9月18日(火) 14:00~16:00 |
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場所 | M203教室 |
講師 | 成瀬尚志講師 |
出席者 | 本学教職員 21名 |
演題 | 「ディプロマポリシー検討ワークショップ」 |
内容 | 初めに、本学の就業力コーディネーター成瀬尚志氏によりディプロマポリシー からシラバスまでの流れについての説明があり、その後グループにわかれ、 “卒業時にもとめられる能力”についてそれぞれまとめた。最後には各グループ が考えた“能力”について、グループ代表者によるプレゼンテーションが行われた。 各グループが考えた細かな“能力”についてはほぼ同じような内容のものであったが、 それをどういう風に大きくカテゴライズするかは各グループ間でばらつきがあった。 今回作成した“卒業時にもとめられる能力”を基に就業力委員会でディプロマポリシー を見直していきたいと思う。 |
第7回 「カリキュラムマップ検討会」
日時 | 2012年9月24日(月) 16:00~18:00 |
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場所 | 206教室 |
講師 | 成瀬尚志講師 |
出席者 | 本学教職員21名、非常勤教員3名 |
内容 | 初めに本学の就業力コーディネーター成瀬教員が事前に実施したカリキュラム マップに対する意見について発表した。この発表された意見の中から、 現在の配分が適切ではないものもあるとの問題点があったため、各科目の担当教員 よりカリキュラムマップの配分についての意見を集約することとした。 また、観点別評価を学生に提示すべきかとの意見がでたが、まだこの評価の 信ぴょう性も不確かなため、試行の猶予期間を設けるほうが良いのではないかと なった。この点については今後就業力委員会で検討することとした。 その後のワークショップでは評価が難しいカテゴリについてどのような授業内容 でどのような評価ができるかをグループに分かれて話し合った。 |
第8 回 FD・SD合同研修会
日時 | 2012年12月7日(金) 15:00~16:20 |
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場所 | 208教室 |
講師 | 春口淳一准教授 |
出席者 | 本学教職員27名 |
演題 | 「短期留学生プログラム説明」 |
内容 | 東南アジアでの学生獲得のためタイへの出張が計画され、その折にJASINおよび NICSについての説明をしていただくために、本学において迎えた短期留学生が どのような学びを行っているのか、また彼らの留学生活をケアするため、 国際交流センターを中心にどのようなバックアップを行っているのかについて 春口淳一准教授より説明があった。 |
第9回 FD研修会
日時 | 2012年12月12日(水)18:15~19:30 |
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場所 | M203教室 |
講師 | 石川昭仁学長 |
出席者 | 本学教職員34名 |
演題 | 「学士課程の質保証:ディプロマポリシーの意義について」 |
内容 | 来年度から全授業で観点別評価を実施することになっていることから、 学士課程の質保証をめぐっての文部科学省の高等教育政策や社会的背景等 も視野にいれつつ、ディプロマポリシーの策定とその意義について、 理解を深めるために石川学長により説明を受けた。 |
第10回 FD研修会
日時 | 2013(平成25)年1月17日(木)16:00~18:00 |
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場所 | M203教室 |
講師 | 藤内則光准教授、成瀬尚志講師 |
出席者 | 本学教職員34名 |
演題 | 「学習成果としての観点別評価はいかにして可能か」 |
内容 | 実際に観点別評価を前年度実施した藤内先生により、実施した際の問題点や 今後の課題についてお話がありその後、質疑応答が行なわれた。 さらに、成瀬教員により今後の学生への評価提示について提案がなされた。 |
第11回 FD研修会
日時 | 2013年3月1日(金)14:00~17:00 |
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場所 | M203教室 |
講師 | 山本啓一教授(九州国際大学法学部) 吉村充功准教授 / 人間力育成センター長(日本文理大学工学部 建築学科) 成瀬尚志講師 |
出席者 | 本学教職員15名、学外教員2名 |
演題 | 「ライティングスキル向上のための授業デザイン」 |
内容 | 日本語での文章表現力向上のための授業をどのように設計すべきかについて、 本学の成瀬教員からは日本語リテラシー科目についての報告、さらに九州国際大学 の山本氏より「九州国際大学法学部における文章表現科目の展開」、日本文理大学 の吉村先生より「日本文理大学における人間力育成を通じたリテラシー教育」と題し、 講演をしていただいた。 |