長崎古写真ハンティング(試行版)のホームページを開設しました
2017.07.27
長崎外国語大学姫野研究室では、国立情報学研究所の北本朝展教授と連携して平成28年度長崎市交流の産業化応援事業補助金を受託し、携帯(アンドロイド)に搭載するアプリ「長崎古写真ハンティング」を開発し、あわせてこれを応用するモデルとして諏訪神社と外国人居留地の観光周遊コースを開発しました。
このアプリを使えば、携帯に古写真を半透明に透かして、実際に撮影した場所をさがすことができます。
こうして古写真を撮影した写真家になりすますことができます。
つまり古写真の記録と現在の場所を結すびつけて、記憶を現実のなかに呼び醒ますことができます。
流行の「ポケモンgo!」は、CGで作り込んだキャラクターを携帯で仮想的に探すもので、AR(拡張現実)と呼ばれます。私たちのアプリは、過去の現実風景を、現在の風景のなかで探すものであり、MR(記憶現実)と呼ぶことができます。
諏訪神社の観光周遊コースでは、鳥居や長坂、中門や本殿、お庭の記憶がよみがえります。外国人居留地では大浦の通りや川、大浦天主堂やグラバー住宅などの記憶が呼び醒まされます。
周遊コースには、近づいたら合図が鳴るといったゲーム性も加味されています。観光客の行動をGPSで追跡できるので、集客管理にも使えます。実証実験に参加した学生の皆さんからは、「古写真を使って観光の魅力を知る楽しさを学んだ」、「自分や他の協力者それぞれが楽しめた」、「番組内で告知する、長崎の観光案内所にポスターやパンフレットを設置する、FacebookやInstagramといったSNSを利用する」といった声が聞かれます。アプリは発展途上であり、利用の拡大を通じてバージョンを高めていく予定です。
詳細は「長崎古写真ハンティング」のホームページをご覧ください。
※ 実際の募集は2017年秋以降になります。
お問い合わせ先
現代英語学科教授 姫野順一
E-mail: himeno@tc.nagasaki-gaigo.ac.jp