長崎外国語大学における教員養成の理念と目的

長崎外国語大学は、建学以来「真理と自由の探求」、「隣人愛」、「献身と奉仕の精神」というキリスト教の理念を教育の柱と位置づけ、教育活動を行ってきています。そられを具現化するものとして言葉の学習がありますが、語学力をベースに、コミュニケーション力や人間力を鍛えることによって、高いレベルでの対話力ならび相互理解力を備え、目標を実現できる人材を育成しています。
本学の教職課程における教員養成もこの教育目標と全く軌を一にしており、人間愛に基づく、高度な実践力を身につけた教員養成がその理念です。この理念を実現することにより、本学が与えられた社会的使命の一端を果たしたいと考えます。そのため、以下の目的に重点を置きながら、全学的な協力・指導体制をもってこの理念の実現に取り組み、「わが国の次世代を担う教育者」を養成します。

各学科の取得可能免許と「目指す教師像」

「現代英語学科」では、国際語としての英語を基軸に高度な実践的英語力を身につけ、グローバリズムの世界に対応できる人材の育成を行います。本学では、中学校教諭一種免許状(外国語・英語)および高等学校教諭一種免許状(外国語・英語)の取得のためのカリキュラムが用意されています。実践的英語力を「語学科目」で磨き、「英語専門職プログラム」、「翻訳・通訳プログラム」、「異文化国際理解プログラム」、「観光ホスピタリィティプログラム」等のプログラムを履修することで、今後改革が進む英語教育に十分に対応できる人材の養成を目指しています。
2年次秋学期から3年次春学期に実施される海外留学プログラムに参加することで、実践的英語力およびグロバール的な素養をさらに伸ばすことができるでしょう。

「国際コミュニケーション学科」では、多文化共生をコンセプトに英語以外の言語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語)を多面的に学び、言語・民族・宗教・社会体制などが異なる状況に対応できる人材の育成を行いますが、このようなコンセプトをベースに高等学校教諭一種免許状(外国語・中国語)取得のためのカリキュラムが用意されています。大学設置以来、中国との国際交流に力を入れ、本学学生の海外留学の環境を整えると同時に、受け入れ体制も整え、中国からの多くの留学生がキャンパスで学んでおり、留学せずして本場の中国語を学ぶ環境が整っています。外国語系大学ならではの学習環境が提供されていると言えるでしょう。


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