修了者からのメッセージ

植木比菜(2023年3月卒業)

私は海外旅行が好きだったことから、旅行業も将来の選択肢の一つとして持っておきたいと思い、旅程管理研修を受講しました。

旅程管理研修はまず基礎研修と指定研修があり、旅行業のプロの講師から旅程管理業務について座学での講義を受け、修了テストに合格したのち、海外での添乗実務研修に参加します。私は、2泊4日でタイのバンコクで行われた添乗実務研修に参加しました。まず出発時の空港では、出入国に際しての注意や添乗員の動きなど、見聞きするだけでも学ぶことが多くありました。また、現地の観光名所である寺院やナイトマーケット等での研修では、初めて訪れた観光客側の視点と添乗員側としての視点(動きや伝えるべきポイントなど)のどちらの視点からも学ぶことがあり、添乗で行く国の知識も相当必要であることを実感するとともに海外についてもっと学びたいという意欲が増しました。さらに、免税店や5つ星クラス高級ホテルの視察を通してタイのホスピタリティーに触れることもできました。最終日は現地の添乗員の方と観光地を巡り、タイ国内にいるからこそ知っているタイの魅力や伝統、食事などもたくさん教えていただき、また違った視点から添乗員という仕事を学ぶこともできました。

この研修・資格取得を通して、様々な視点から学ぶことの大切さとやはり海外に行くのが好きだということを再度実感しました。旅行・観光業に少しでも興味のある方や旅行が好きな方は旅程管理研修を受講してみることをおすすめします。

 

一ノ瀬龍之介(2023年3月卒業)

私は高校生の時、ベトナムに修学旅行に行き、その際に添乗員の方が、様々な不測の事態に冷静に対応している姿を見て、私もその添乗員の方のように冷静かつ的確に対応し、お客様の旅を時間通りに遂行できるようになりたいと思い、旅程管理研修を受講しました。

実際にこの研修を受講し、旅程管理主任者は、『報告・連絡・相談』や、時間を守るといった基本的なことを怠ると、お客様に混乱を与え、安全にかつ時間通りに旅程を遂行できなくなってしまう、『責任感』のある仕事だと感じました。

研修終了後は、旅程管理主任者に必要な力を身に着けるために、実際にフィールドワークの授業で添乗のボランティアを行いました。そこで、滞在時間や、天気に伴う行き先(旅程)の変更が必要となる状況を通して、フィールドワークの引率の先生やバスの運転手さんとの『報告・連絡・相談』を確実に行う事が重要だと分かりました。また、旅程内にある施設の入場料の有無やバスの駐車場所の手配、目的地までの道程や移動時間の把握も含めて、入念な事前準備が必要だという事も分かりました。

旅程管理主任者とは、基本的なことを確実に遂行し、臨機応変な対応をする事が求められる仕事です。そうした遂行能力は、『失敗+実践』あってこそ身につくと強く思います。

将来旅程管理主任者の仕事をされない方でも、この研修を受講することで、臨機応変な対応、仕事を確実に行う責任感、不測の事態を予測した事前準備、計画的に行動する習慣をつけることができます。そしてこれらは社会に出た際に必ず役立つと信じています。

これから社会に出る準備をされている学生の皆さんは、是非この研修を受講されて下さい。


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