記憶現実とは?

  • MH

    [記憶探索]Memorial Hunting

    過去の古写真の当時の撮影場所を
    現在の場所で探すこと。

  • MR

    [記憶現実]Memorial Reality

    過去の古写真と現在の撮影場所を重ねることで、仮想的に過去の記憶を現実化すること。

  • MG

    [記憶記録]Memorial Graph

    過去の古写真に重ね合わさる
    現在の写真を記録すること。

メモハン(MH:記憶探索=メモリーハンティング)は記憶の場所を探すアプリ。 カメラのファインダー上に別の写真を半透明で重ねて撮影すると、現在の風景とその場所を記録し共有できます。

もともとこのアプリは、古写真の撮影場所を探すためのアプリとして開発されました。 古い写真を見たとき、この写真はどこの景色を撮影したものだろう、と疑問に思うことがよくあります。有名な場所ならすぐにわかるかもしれませんが、時代とともに風景が大きく変化した場所だと、すぐにはわからないかもしれません。

一番いいのは、現地に行って過去の風景と現代の風景を見比べて、もっとも両者が一致する場所を探すこと(MH)です。しかし、写真を印刷して(あるいはパソコンの画面に表示して)、自分の目で見える視界と見比べることは、決して簡単ではありませんでした。

この長崎メモリーハンティングでは、過去の風景をカメラのファインダー上に半透明で重ねることにより、両者をファインダー上で直接的に比較できるようにしました(MHMG)。 アイデア自体は単純ですが、スマートフォンのようにカメラのファインダーを自由にプログラミングできる環境によって、初めて実現できるアイデアです。

また撮影時に写真のメタデータ(説明情報)として、緯度経度やカメラの方向などのセンサ情報を記録しておく(MG)ことで、 過去の写真がどこで撮影されたものなのかも、同時に解明できます。

つまり、古写真の撮影場所と現在の風景とを同時に記録する(MG)し、記憶を再起する(MR)ためのツール、それがメモリーハンティング(メモハン)です。

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