「英国王のスピーチ」記事のやり直しをしていたら、今度は本作品の記事が飛んでしまい、紛失してしまった。
また、書き直しで、困ったモノです。
1996年、アルジェリアの小さな村で実際に起こった修道士誘拐事件の映画化。
チビリヌという村にあったカトリック修道院で、七名の仏人修道士が信仰の勤めを行い共同生活を送っていた。
当時のアルジェリアは政治・社会情勢が極めて不安定で、
アルジェリア体制側と武装イスラム集団との対立によるテロが頻発、
そのテロも無差別化し、この修道院も決して対象外ではなくなってきていた。
村の人々はほとんどがイスラム教徒であり、
このカトリック修道院とは信仰的な繫がりがあるわけではなかったが、
お互いの信仰を尊重し合い、
日々の生活においても支え合いつつ暮らしていた。
そんな最中、アルジェリア情勢は緊迫し、
いよいよ仏人修道士たちは帰国を求められる。
政府軍から修道院を武装攻撃から守ろうとの申し出も断り、
彼らが選択した道とは・・・。
修道士たちの間でも、自分たちの身の置き所について意見の対立はおこる。
懊悩し、苦悩する修道院長であったが、彼の「思い」が揺らぐことはなかった。
結局、七人の修道士たち全員が院長の「思い」を共有することになる。
信仰を生きつつ、死ぬために死を選ぶのではなく、
生きることで死をみつめようとする、それこそ勇気というか決断の潔さに圧倒される。
彼らが「思い」を一つにしたあと、いわゆる「最後の晩餐」となる、
その夕食の場面にみられる彼らの屈託なきまでの「明るさ」は何なのだろうか。
静謐な修道院における修道士たちの日常は、ある意味、ただごとではない世界であった。
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