「アラビアのロレンス」      

(Lawrence of Arabia)  1962          2010.04.28
監督:デヴィッド・リーン (David Lean)


久方ぶりに観ました。

SFXの大作を観慣れた観客からすれば、とてつもなく贅沢な作品と言わねばなりません。

単に時間とお金をかけたということだけではなく、

映画作品全体に流れるその悠揚たる気高いリズムであったり、

スクリーンいっぱいに映し出される砂漠だったり、大地だったり、空だったり、

「画」自体が何ものにも替え難い力強さを持っているからです。

足跡一つついていない広大な砂漠をゆくラクダや、

スクリーンにポツン、ポツンとついたシミのようにしか見えないロレンス率いる部隊、

はじめて民族衣装のガラビアを着て有頂天になり、砂漠の中で踊るロレンス。

で、

映画はといえば、オスマントルコ帝国崩壊後のアラブ地域の覇権をめぐる、

たくましいアラブと狡猾なイギリスの間で、少なくとも志しを現実にしようともがいた

1人のイギリス人を描いている。

 

<Recommendation Advanced>

「誓い」(Gallipoli) 1981 <dir.: Peter Weir>

オスマントルコ帝国をめぐる、イギリスによるもう一つの愚かな作戦を描いた悲劇。

携帯電話をご利用の方は、こちらのQRコードを読み取りアクセスしてください。