1954年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した作品。
まあ、オリエント趣味的なエキゾチシズムから賞をもらったのではないか、
と鼻から期待せず、とにかく総天然色というその「色」だけを期待に
観に行って、びっくりしました。
シネスコだとばかり思っていたらスタンダード・サイズだったこと、
冒頭の数分間におよぶ、その写真の構図のとり方、
これにちょっと圧倒されました。
全盛期に近い時代の映画制作は、やはり贅沢だと思う。
話し自体は、横恋慕というかまあ痴話ばなしみたいなもので、
途中ちょっとうんざりしかかるのですが、
中心人物三人のたたずまいが明確で、
最後も未練がましく引きずらない潔さが素晴らしいと思った。
映画が映画として日常の娯楽の真中に存在したことを
この映画もあらためて感じさせてくれました。
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