Justice: What's the Right Thing to Do ? の翻訳が出ました。
いま、毎週日曜午後6時、NHK教育テレビで放映されている番組、
「ハーヴァード白熱教室」で行われている講義のテキスト版といってよいものです。
おかげさまで、減りつつあった脳みそのしわがちょっと持ち直したような気がします。
「こんな講義を聴きたかった」といったことも聞かれますが、
本来大学の講義は、授業の進め方の上手い下手は措くとして、
こうした問いかけが授業の柱であったはずだと思います。
これが行われにくくなったのか、やはり教員の側の怠惰のせいなのか。
閑話休題。
二者選択へと収斂させることは好ましいとは思いませんが、
それでも私たちの前に常にある、「正しい」のか、「正しくない」のかといった
自問自答から、生きている限り、逃れることは不可能です。
そして、その判断を左右する絶対的基準を私たちは手にしているのだろうか。
私たちによって構成される社会は、私たちによって「正しい」社会となり、
つまり私たちによって「正しくない」社会ともなりうるということです。
私たちは何に対して、何のために、何に照らして判断するのだろうか。
こうした哲学的、倫理的・道徳的問いかけに対するマイルストーンとなる著作です。
サンデルさんの他の著作に比して、取り組みやすいと思います。
学生であれば、是非読んでほしい。
秋学期の授業科目に取り入れることができないのかどうか、模索中です。
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