レポート・論文の書き方 ― 日本語でしっかりした文章を書くために


大学生になったら必ずレポートや論文は書かされるが、大学を卒業した後も、企業・官公庁・その他様々な組織や機関で責任のある仕事をしようと思ったら、報告書・企画書・調査研究レポートなど(つまりはレポート・論文)を書けないとどうにもならない。大学にいる間に、レポート・論文の書き方をしっかり身につけておかなければ。

インターネット上では、まず次の2つのサイトを推薦します。

小論文・レポートの書き方
 とくに最初の「論文の構造」「パラグラフ」の2つを読んでください。

レポート・卒業論文の書き方(早稲田大学政治経済学術院 須賀晃一先生のサイト)
 とくに最初の「第Ⅰ部 レポート・卒業論文の書き方」を熟読してください。
 卒業論文を書く人は「第Ⅱ部 卒業論文の書き方」「第Ⅲ部 卒業論文作成時の手引き」もどうぞ。

戸口ホームページのレポート・論文の書き方もあわせて見ておいてください。

フランス語・フランス文学の分野での研究方法や卒業論文の書き方については、次のふたつは必見です。

上智大学仏文科「仏文学研究方法論 Le Manuel pour les Mémoires」

京都大学・東郷雄二先生のサイト のなかにある「私家版 卒業論文の書き方」(フランス語学・言語学)

なお、東北大学 今井勉先生の「卒業論文制作の注意点(メモ)」(PDFファイル)もおすすめです。
「東郷雄二著『文科系必修研究生活術』(夏目書房、2000年)という本から、私自身がこれは大事だなあと思った部分のメモを紹介」したものということです。卒論のためだけでなく、レポート・論文を書く上で知っておくべき基礎的なことがらが簡潔にまとめられています。レポート・論文を書くときは、プリントして手元に置いておくとよいでしょう。

しかし、どうアイデアを整理したらよいのか、そこがなかなか難しい。
そんなときに役に立つのが「マインドマップ」というツールです。アイデアをまとめる方法として使えるだけでなく、フローチャートやアウトライン作りにも便利につかえます。「学生に推薦するフリーソフト」のなかの「レポート作成ツール -- アイデアをまとめるためのソフト」を見てください。

まずは仕事の文章を書く訓練:パラグラフ・ライティング

レポート/論文のような「仕事の文章」を書くための文章技術の基本として「パラグラフ・ライティング」がある。欧米とくにアメリカで普及しているものだ。
仕事の文章の基本は、しっかりとしたパラグラフを書くことから始まる。それを知らなけらば、いくらレポート/論文の書き方・組み立て方を学んでも、論理的な文章を書くことはできない。パラグラフ・ライティングの技術を身につけると、アイデアを整理し、論理的に - 読む人にもわかりやすく - 要点を伝えることができるようになる。

小論文の書き方・組み立て方

受験対策で小論文の勉強をした人もいるだろうが、小論文はレポート、論文など、仕事の文章を書くための基本である。高校時代に訓練をした人には復習の意味で、あいにくその経験のない人は今から勉強する気持ちで、次の本を読んで(読み直して)みるとよいだろう。
次におすすめする2冊は全く対照的な立場から書かれた、(主として)大学受験対策のための小論文参考書だが、大学在学中も卒業後も大いに役に立つ本だと思う。面倒がらずに両方とも読み、それぞれの著者のアドバイスを受けとめた上で、自分にあった方法を身につけていってもらいたい。

次はレポート・論文である

大学で何を学ぶかと言えば、それは「考えるための方法」と「調査・研究の技術」につきるだろう。レポート・論文は、そのために必要不可欠な訓練の手段である。
レポート・論文の書き方の入門書は数多いが、1冊ですべてを満足させてくれる本はない。論文を書く技術を身につけるためには、何冊か読んで必要な知識・情報を補っておいた方がよいだろう。

ものの見方、考え方の訓練

レポート/小論文の書き方だけをいくら勉強しても、実際には良いものは書けない。ものの見方・考え方についても訓練する必要がある。

そして本格的なレポートから卒業論文まで

大学生活の締めくくりは卒業論文であるから、とりあえずはそのあたりを最初のゴールにしよう。もちろん、その先は終わりがない。

文章のセンスを養うために

日本語がなっていなければ、まともな論文も書けない。文章のセンスを養うには良書を多数読むしかないが、レトリックについて学んでおくと言葉に対する認識がもう少し深まるはず。

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