여러분 안녕하세요? (皆様こんにちは!)
私はジェンダー(社会的性差)、特に男性のジェンダー(男性性、男らしさ)について研究しています。方法論としてはフィールドワーク(質的調査)に主眼を置いており、特に最近はインタビューを通して得られるライフ・ストーリーを主たる分析資料としています。地域は韓国がメインです。
学部時代に民俗学と文化人類学に出逢い大いに触発された私は、これらの方法論や思考のエッセンスを現代社会が抱える教育問題の解決に応用できるのではないかと考え、大学院は教育学系の大学院に進学しました。そして、教育問題について考えていく中で、ジェンダーが人々の意識や行動に大きな影響を与えていることに思い至り、以来、人類学・教育学・社会学とさまざまな学問分野におけるジェンダー研究の成果について学びました。
こうした経験が、一つの研究領域の枠にとらわれないマルチプルな思考を私にもたらし、多様な尺度からジェンダーについて分析することができるようになりました。
長崎に来てすぐに「長崎くんち」があり、その特徴的なあり方に大変興味をもちました。縁あって長崎に住むことになったので、今後はくんちの研究もしてみようかと考えています。
2000年3月 北海道大学文学部人文科学科(歴史・人類学専修、日本文化論コース) 卒業
2002年3月 九州大学大学院人間環境学府修士課程(発達・社会システム専攻、教育学コース) 修了
2005年3月 九州大学大学院人間環境学府博士後期課程(発達・社会システム専攻、教育学コース) 単位修得退学
博士(教育学、九州大学)、2008年
[担当科目] 2013年度
韓国語講読(初級・中級)、韓国文化演習、韓国の思想と文学、東アジア関係論、現代東アジア社会論、社会学、基礎演習
※過年度担当経験科目※
比較文化論、韓国語文法(中級)、韓国語作文(中級・上級)、ビジネス韓国語
[教育方法・内容の工夫]
言語の習得のみに留まらず学習を通して韓国の文化、社会についても知識を深め、異文化との共生について主体的に考えられる学生の育成に努めている。
一方通行ではなく双方向の授業となるよう心がけている。
[作成した教科書・教材・参考書]
『アジアのなかのジェンダー』(共著)ミネルヴァ書房、2012年
『アジアから観る、考える:文化人類学入門』(共著)ナカニシヤ出版、2008年
韓国社会の男性性の動態について質的資料を中心に研究していく中で、義務兵役がもたらす影響が大きく、また避けて通れないトピックであると考え、事例の収集を行っている段階です。
また、合わせて東アジアの比較研究という視点から、日本・韓国・中国が同時に抱えている社会問題である「少子高齢社会」への人々の対応や考えについても研究を進めています。
テーマ1.「周縁的男性性と韓国のミリタリズム」
キーワード:男性性、ミリタリズム、ジェンダーの重層性
テーマ2.「韓国の男性性・軍事化・グローバライゼーション」
キーワード:男性性、マスキュリニティ、ヘゲモニー、グローバライゼーション、ローカライゼーション
テーマ3.「少子・高齢社会への対応についての比較研究~日本・中国・韓国でのライフ・ヒストリー調査から~」
キーワード:少子社会、高齢社会、育児観、老人観、子育て環境
平成23年度~25年度(予定) 文部科学省科学研究費補助金(若手研究B)「韓国の男性性とミリタリズム―周縁的兵役参与者の語りから紡ぐジェンダーの重層性」
平成19~20年度 文部科学省科学研究費補助金(若手研究B)「マスキュリニティ・クライシスを経験した韓国男性の男性性に関する実証的研究」研究代表者
教育支援委員会
メディアセンター・ライブラリー委員会
2012年3月 フォーラム『京都から創ろう環境文学環境アート』における研究報告会「日本文化研究国際会議1972年の論点、その後の論点」にて報告者として「アジアからのまなざし-韓国を中心に」という題目で報告。(於:同志社大学)