諏訪神社モデルコース

「長崎古写真ハンティング」のアプリを読み込んだスマホを用いて、諏訪神社の境内の鳥居や建物、風景を探索します。一の鳥居から出発し、最古の二の鳥居を確認し、おくんちの踊り場に続く長坂を上り、諏訪神社の中門や境内の茶屋、さらに泉水の撮影ポイントを探ります。

  • 1一の鳥居

    1873(明治6)年、内田九一が撮影した諏訪神社の大鳥居(現一の鳥居)。この鳥居は天保2(1831)年に青銅で造られた。額に「鎮西大社」と記されている。

  • 2 二の鳥居

    一の鳥居の背後から参道を見上げている。鳥居は、明治10年(1877)荒木伊三郎が献納した諏訪神社三の鳥居。奥の鳥居は二の鳥居で、正保2年(1645)に安山岩で造られ、慶安4年(1651)現在地に移された。両脇は炉粕町。常夜灯下は西山口で、下の通りの松森神社(元諏訪神社)に続く。明治10年代撮影。

  • 3長坂

    秋の大祭の奉納踊りが舞われる踊馬場とその見物席となる73段の長坂。登り口には享保7年(1722)町年寄高木作右衛門献納の常夜灯が見える。総門と回廊は現在改築されている。10月7-9日の「おくんち」では、ここで奉納踊りが献上される。

  • 4諏訪神社中門

    左は有田から明治4年(1871)に献納された陶器製常夜燈。右は明治3年(1870)に奉納された青銅馬。中門は延寳7年(1679)に創建され、安政4年(1857)の火災により焼失したが、明治2年(1869)に再建された。中門は透塀で回廊に続いている。昭和58年(1983)御鎮座360年で大改修された。広場は能馬場である。

  • 5月見茶屋

    長崎公園の月見茶屋。創業は明治18年(1885)。コウモリ傘を持った男性が当主であろうか。茶店で働く若い娘たちが揃いの前掛け姿で写されている。茶屋の前にはフランスの作家ピエル・ロチの記念碑が建つ。

  • 6噴水

    諏訪神社境内の茶屋の前にある噴水である。改修されているが、現在でも噴水は同じ位置にある。日本最古の噴水といわれている。 噴水の形が水面から突き出た円いテーブル状の大きな形で描かれている。

  • 7泉水の石橋と女性たち

    明治7年(1874)市民の遊楽地として、また外国人の旅情を満足させるために、諏訪神社に隣接して諏訪公園が造られた。公園の中に、池があり噴水が造られた。池の石橋の上に、和服を着た芸子がポーズを取っている写真。明治20年頃(1887)の撮影。

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