異国にかんするあらゆることを学ぶ際に、もっとも重要なのが、その国の「言語」を習得することです。みなさんはこうして今、各自興味・関心のある外国語を学んでいますが、その過程で、その言語に、母語と違うところ、また逆に、似ているところがあることに気づくと思います。では、どこが、どのように、どうして違うのか、あるいは似ているのか。今まで、例えば英語を学ぶときに、このようなことまで考える機会はなかったかもしれません。しかし、ただ実用性だけを重視して外国語を学ぶのではなく、このようなことも併せて考えると、私たちが普段ほとんど意識することのない、自分の母語やその背景にある文化の特異性に気づかされます。その結果、外国語の学習を通じて、ものごとをより客観的・多角的に捉えられるようになるでしょう。突き詰めると、効率的に外国語を習得することができるようにもなります。私は現在、朝鮮語・モンゴル語・満洲語・日本語といった東アジアの言語を研究していますが、これ以外の言語も含めて、みなさんの中に、同様の興味・関心を抱いてくれる人が現れるのを期待しています。
長崎外国語大学
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