教員情報
プロフィール
- 氏名
近藤 有美 / KONDO Yumi
- 所属
外国語学部国際コミュニケーション学科
- 職名
特別任用講師
- E-mail
kondo
- 専門分野
日本語教育・談話分析・異文化理解
自己紹介
留学先のアメリカで日本語教育に出会い、「語学を教え/学ぶ」面白さに取りつかれてしまいました。以来、日々の授業から出てくる様々なことを研究テーマとし、研究と日本語教育の実践を結びつけることに努めてきました。博士課程では、「教室での勉強がどのように習得につながっていくのか」という疑問から、教室談話の質的分析を行いました。ビデオ録画したデータを厳密に文字化するには大変な労力が必要となります。たった1分のデータの文字化に何十分という時間を費やすこともあります。そのような作業を楽しんでできるのは、この仕事が大好きだからだと思います。
最近では、私たちを取り巻くメディアをどのように読み解くかといったメディアリテラシーに興味を持ち、授業に取り入れる試みを行ったり、教室の枠組みを越え様々な人との交流を行えるような授業をデザインしたりしています。学生だけでなく、私自身も楽しめる授業の実現を目指し、日々奮闘しています。
最終学歴
2000年3月 椙山女学園大学文学部英語英米文学科卒
2002年3月 名古屋大学大学院国際開発研究科国際コミュニケーション専攻博士前期課程修了
2007年3月 名古屋大学大学院国際開発研究科国際コミュニケーション専攻博士後期課程修了
取得学位
課程博士(学術、名古屋大学)2007年
教育活動
[担当科目]
Elementary Japanese、日本語聴解、情報日本語、日本語文章表現、など
[教育方法・内容の工夫]
「学び」とは、他者とのやりとりの中にこそ存在するというヴィゴツキーの考えを踏襲し、教師と学生、学生同士のやりとりを重視した教室活動の実現に努めています。また、学習者参加型の授業をデザインし、教室の枠を越えた活動型の授業を行っています。
2011年度春学期「情報日本語Ⅰ」(「上級総合日本語Ⅰ」とのコラボ授業)
「留学生のための防災マニュアル」
[作成した教科書・教材・参考書]
『高等学校 日本文化Ⅰ』(共著)天才出版(韓国)2011年 [国定教科書(韓国外国語高校用)]
[その他特筆すべき事項]
JASIN Elementaryコーディネーター
研究活動
[最近5年間の研究]
教室談話の質的研究
学習者参加型授業における学び
メディアリテラシー育成過程の質的分析
所属学会
日本語教育学会、日本リメディアル教育学会、東アジア日本学会、韓国日本語学会
主要研究業績
[著書]
- 「サラン愛し君へ」(編著)、中文出版社(韓国)、2008
[論文]
- 「教室における教師の『いいですか』の発話機能」、『ことばの科学』第17号、23-37、2004
- 「日本語の察し型コミュニケーションにみられる『拒否』-情報要求に対する拒否に注目して」、『ククロス』第2号、67-83、2005
- 「学習者の能動的参加を目指した上級読解授業の試み」、『日本語教育研究』第51号、26-39、2006
- 「日本語教室における学習者の自発的発話の作用-教室談話構築過程の質的分析-」、博士論文、2007
- 「韓国の日本語教育における教室活動の問題点-『虚構の世界』からの脱却を目指して-」、『日本語學研究』第22輯、83-92、2008
- 「メディア・リテラシー育成を目指した日本語授業-Youtube映像を利用して」、『長崎外大論叢』第14号、51-60、2010
- 「異文化交流過程に見られる葛藤-文化リテラシー育成のプロセスに着目して-」、『長崎外大論叢』第14号、61-74、2010(共著者:文野峯子)
- 「授業準備としての配慮表現調査を行って」、『長崎大学留学生センター紀要』第19号、85-100、2011
[発表]
- 「日本語のコミュニケーションにおける察しの重要性-情報要求に対する拒否のストラテジー-」(2002)日本語教育学会第3回研究集会(於:南山大学、名古屋)
- 「インフォメーション・ギャップを利用した上級読解授業の試み-ナラティブの視点の異なる2冊の小説『冷静と情熱のあいだ』BluとRossoを利用して-」(2005)日本語教育学会第3回研究集会(於:金城学院大学、名古屋)
- 「教室談話における学習者の応答自発(R自発)の欠落と教師の反応-教師のRe-initiationに注目して-」(2006)日本語教育学会第3回研究集会(於:名古屋大学、名古屋)
- 「日本語教室における学習者の自発的発話の作用」(2006)日本語教育国際研究大会(於:コロンビア大学、ニューヨーク)
- 「日本語教育における学習者のInitiation自発-学習者発話の相互作用的発話への貢献-」(2007)東アジア日本学会春季学術大会(漢陽女子大学、ソウル)
- 「韓国の日本語教育における教室活動の問題点」(2008)韓国日本語学会第17回学術発表会(於:建国大学、ソウル)
- 「異文化交流過程に見られる葛藤-インターネット上での日韓交流の事例から見えること-」(2008)日本語教育世界大会(於:釜山外国語大学、釜山)(共同発表者:文野峯子)
- 「日韓オンライン交流に見られる学び」(2009)JSAA-ICJLE2009国際研究大会(於:ニューサウスウェールズ大学、シドニー))(共同発表者:文野峯子)
- 「メディア・リテラシー要素を取り入れた日本語教育の実践-日韓報道を比較して韓国人大学生は何を見つけたか-」(2009)日本語教育学会秋季大会(於:九州大学、福岡)
- 「メディア・リテラシー育成をめざした日本語授業-インターネット上の映像を利用して-」(2010)日本語教育学会第2回研究集会(於:佐賀大学、佐賀)
- 「学習者主体の活動における教師の役割-日韓掲示板交流の事例から-」(2010)2010世界日語教育大会(於:政治大学、台北)(共同発表者:松崎遼子)
- 「メディアを利用した実践-従来型の授業と比較して学びの質はどう変化したか-」(2010)九州日本語教育連絡協議会研修会(於:九州大学、福岡)
- 「本物の発信者を目指した活動型授業の実践」(2011)日本語教育学会春季大会(於:東京国際大学、埼玉)(共同発表者:川崎加奈子)
- 「短歌で学ぶ日本語―韓国人大学生、韓国の中心で愛を叫ぶ―」(2011)日本語教育学会研究集会第1回(於:立命館アジア太平洋大学、大分)
[その他]
- 「日本語教育能力検定試験対策講座『言語と心理』」、『月刊日本語』6月号、30-35、2005(共著者:伊東克洋、小祝宏志、西隈俊哉)
- 「日本語教育能力検定試験対策講座『記述式問題』」、『月刊日本語』9月号、72-77、2005(共著者:伊東克洋、小祝宏志、西隈俊哉)
- 「日本語教育能力検定試験対策講座『模擬試験』」、『月刊日本語』10月号、56-61、2005(共著者:伊東克洋、小祝宏志、西隈俊哉)