東京都下にある大宮医院は、院長の外科医大宮博の腕の良さで繁昌していた。開業して14年。そこに2年前から初老の男が同居を始めた。院長の大宮の兄らしい。
大宮博は2年前に、あるバーで望月志郎に会った。望月志郎は朝鮮の軍隊で大宮と一緒にいたのであった。大宮博の本名は戸村重雄と言い、朝鮮である軍医の助手を勤めていた衛生兵であった。弱みを握られた大宮(戸村)は望月を自分の医院に住まわせ始める。大宮の苦悩が始まる。
望月には女が出来、アパート住まいを始める。しかし、大宮からの搾取は終わらなかった。ある晩大宮は難しい手術を行った。そして次に望月を手術台の上に寝かせるのだった。