神奈川県相模湖畔の宿に一組の男女がやってきた。二人は散歩に出かけたが帰ってくることはなかった。男の方は死体として見つかった。被害者は交通関係の業界紙の社長である。三原警部補が動き出す。容疑者の峰岡は事件のあった日は福岡にいた。三原は鳥飼重太郎に問い合わせる。『点と線』の二人がここに復活する。二人のアリバイくずしが始まる。この小説は門司の布刈神事から始まる。容疑者のカメラに写っていた布刈神事。時間の壁。二人の刑事はどう解決するのか。『時間の習俗』は『点と線』同様に雑誌「旅」に昭和36年5月号から昭和37年11月号に連載された。