渡米前の準備(2)

  具体的な調査は2月から始めた。先ず初めに北九州市小倉にある松本清張記念館で11日、12日の二日間に亘り調査を行った。既に清張記念館は平成17年に「黒地の絵展」を開催していたので、色々と参考になる調査を行う事ができた。  

  次に、4月と5月は東京の国立国会図書館へ行った。そこの憲政資料室は1978年から太平洋戦争から日本占領期に重点を置いて資料収集活動を行っている。今回米国立公文書館で調べようと思っているものは、GHQ-SCAP(連合国軍最高司令官総司令部)文書で、マイクロフィルムで蒐集されている。ところが、肝心な資料は、国立国会図書館が収集した時には、まだ制限がかかっており、RESTRICTEDというスタンプが押されていた。国会図書館で調査を行った直後には松本清張記念館を訪問し、東京で確認したことを再度北九州で確認する作業を行った。  

  国立国会図書館憲政資料室にある資料は資料室のHPからの検索や、柏書房の翻刻集なども参考にした。  

  KBC九州朝日放送の創立40周年特別番組『松本清張の挑戦 小説「黒地の絵」四十三年目の検証』に関しても、松本清張記念館で6月に見ることができた。  

  徐々に資料の所在先を狭めてきたが、出発前にNARAのHPから検索を行い、絞り込んだ資料についての問い合わせを渡米前に archivist にし、現地到着後の資料収集がスムーズに行くようにした。

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