郭 楊

プロフィール

氏名 郭 楊  / GUO Yang
所属 外国語学部国際コミュニケーション学科
職名 特別任用外国人講師
専門分野 中国語の統語・意味論、日中対照言語

最終学歴

  • 2005年7月 中国吉林大学外国語学院日本語学科卒
  • 2007年7月 中国吉林大学大学院外国語学院日本語学専攻修士課程修了
  • 2010年3月 九州大学人文科学府言語学専攻博士前期課程修了
    (九州大学人文科学府言語学専攻博士後期課程在籍)

取得学位

  • 修士(言語学、九州大学)2010年

所属学会

  • 日本言語学会
  • 日本中国語学会

研究活動

私の関心は大きく以下の2つに分けることができます。
(1)中国語の格に関する問題
中国語では、「大象鼻子很长(象は鼻が長い。)」というような文が容認可能である。この文には、述語は「長い」しかないにもかかわらず、この文にはNPが二つある。この場合、抽象格を付与するものが文中に二つあると考えるべきなのか、それとも、topicとなるNPには抽象格を付与されていないと考えるべきなのか、自明ではない。Case filterを仮定するならば、前者をとることになるだろうが、それが正しい選択であると決まっているわけではない。私の研究は中国語に適した格理論をあらためて考察するところから出発し、新しい分析を提案するものである。

(2)中国語の文末遊離数量に関する問題
「老师批评了不认真的学生三个(先生が叱ったのは不真面目な学生三人だ)」のような中国語の文末遊離数量詞文の構造を取り上げると、なぜ、この場合、文末遊離数量詞の係り先は目的語位置のNP「学生」に限られており、主語位置のNP「老师(先生)」には係れないのか、さらに、なぜ自動詞文や受身文になると、主語位置のNPでも係り先になれるのかなどの問題を、文末遊離数量詞の統語的分布と意味解釈の両面を考慮して、分析した。その結果、文末遊離数量詞の構文を観察することによって、動詞の左に生起する名詞句の構造的位置が明らかになることがわかる。そして、中国語の文構造がどのようなシステムで決定されているか、明らかにしたいと思う。

教育活動

[教育方法・内容の工夫]
初心者に対し、発音、初級会話、簡単な文章の作り方を中心にドリル式で、練習させていきます。中級、上級者に対し、ビデオや新聞記事を使い、中国の時事と関連付けながら、中・上級レベルの中国語会話、作文などを指導します。

主要研究業績

著書
  • 「标准日汉词典」 2009年 吉林出版集团有限责任公司 (共著)
主要論文
  • 中国語のde(得)補語文の統語構造 2010 『九州大学言語学論集』第31号 pp.1-21
  • Larson(1988)の二重目的語文分析の意義と問題点 2011『九州大学言語学論集』第32号
その他
  1. 「漢語中体態助詞“過”的語法意義」 2009年3月 The 6th LSHK Postgraduate Research Forum on Linguistics. The Hong Kong Polytechnic University. Hong Kong.
  2. 「中国語の文構造と格理論」 2010年6月 日本言語学会第140回大会(筑波大学)
  3. 「中国語の他動詞とその前のNP」 2010年7月 日本中国語学会九州支部例会(2010年第1回、長崎大学)
  4. 「中国語の文末遊離数量詞」 2010年12月 日本中国語学会九州支部例会(2010年第2回、沖縄大学)
  5. 「中国語の文末遊離数量詞と分配読み」 2011年10月 日本中国語学会 第61回大会(松山大学)

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