朴 庾卿

プロフィール

氏名 朴 庾卿 / PARK YuKyung
所属 外国語学部国際コミュニケーション学科
職名 特別任用講師
専門分野 日本文学・日韓比較文化

最終学歴

  • 2007年2月 韓国放送通信大学校人文科学大学日本学科卒業
  • 2011年3月 法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻国際日本学インスティテュート修士課程修了
  • 2017年9月 法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻国際日本学インスティテュート博士後期課程修了

取得学位

  • 博士(学術、法政大学大学院)2017年

所属学会

  • 朝鮮学会
  • 日本比較文化学会
  • 日本韓国研究会

研究活動

日本と韓国の比較研究の一環として、「人間を映す鏡」としての動物に焦点を当て、動物と人間が築いてきた関係の中で創られた、現在も新たに創られつつある動物表象を通して両国の文化考察を行ってきた。修士論文では、両国において認識の相違が明確にみられる「猫」に注目し、口承文芸や古典文献における猫の表象と動物文化史を結合させ、比較考察を行った。その結果を踏まえ博士論文では、今日における人間と動物の関係がどのような歴史的な推移の中で生み出されてきたのか、その具体的な事例調査の一つとして、通時的観点から古代、近代、現代の文学作品などを分析し、時代別動物表象を明らかにした。動物表象はグローバル化した現代社会においてより明確な認識の相違がみられ、その具体的な一例として分析した現代韓国における猫の表象は韓国社会の変化を描き出している。今後も動物表象の文化論的考察を深めつつ、その研究から得られた両国における価値観や文化の相違を韓国語教育にもつなげていきたいと考えている。

教育活動

[教育方法・内容の工夫]
授業では習った文法を用いて自分の身の回りのことについて話すことを大事にしています。また、より自然なコミュニケーションを駆使するための言語使用おける文化的背景についても意識してもらえるよう工夫しています。

[作成した教科書・教材・参考書]
・『ワンアクション韓国語 会話編(試行版)』(共著)朝日出版社、2022年

主要研究業績

著書
  • 『江戸怪談を読む―猫の怪』(共著)白澤社、2017年。
  • 『ワンアクション韓国語 会話編(試行版)』(共著)朝日出版社、2022年。
主要論文
  • 「韓国語教育におけるオンライン授業の実践報告―課題と可能性について―」『日本韓国研究』特集号、日本韓国研究会、2021年。
  • 「動物表象の文化論的考察―『三國遺事』における王の誕生と動物―」『比較文化研究』NO.118、日本比較文化学会、2015年。
  • 「韓国における猫の認識変化とその社会的・象徴的意味」『次世代人文社会研究』第10号、韓日次世代学術フォーラム(東西大学校日本研究センター)2014年。
学会発表
  • 「近代における動物表象-『禽獸会議録』と『禽獸会議人類攻撃』・『人類攻撃禽獸国会』の比較を通して-」崇実大学韓国基督教文化研究院 HKプラス事業団国際学術シンポジウム「近代転換空間の人文学、文化のメタモポシス-異文化の収容と葛藤-」一橋大学大学院言語社会研究科 韓国学研究センター(一橋大学)、2019年。
  • 「動物表象からみた日本と韓国の比較文化論」第9回国際学術大会研究発表日韓次世代国際大会学術フォーラム(一橋大学)、2012年。

関連のあるお知らせ

現在、関連のあるお知らせはありません。