2017年度 FD研修プログラム

第1回 FD研修会(第2回SD研修会と合同開催)
日時 2017(平成29)年5月11日(木)16:30~17:40
場所 M203教室
講師 長崎大学精神神経科 小澤寛樹教授
出席者 本学教職員74名
演題 「精神障害、特に統合失調症の概要とその対応について」
内容 長崎大学より小澤教授を講師として招き、昨今の学生対応で課題となっている、支援を必要とする学生に関し、「精神障害」、特に「統合失調症」に関連する基礎知識及び事例や対応例について講演が行われた。今後の厚生指導・学修支援に活用することとした。
第2回 FD研修会(第3回SD研修会と合同開催)
日時 2017(平成29)年6月29日(木)16:30~18:00
場所 M203教室
講師 長崎大学大学院医歯薬総合研究科 岩永 竜一郎教授
出席者 本学教職員72名
演題 「思春期・成人期の発達障害について」
内容 長崎大学より岩永教授を講師として招き、昨今の学生対応で課題となっている、支援を必要とする学生に関し、「発達障害」に関連する基礎知識及び事例や対応例について講演が行われた。今後の厚生指導・学修支援に活用することとした。
第3回 FD研修会
日時 2017(平成29)年11月30日(木)16:30~17:30
場所 211教室
講師 藤内現代英語学科教授、KUMAR Krishan現代英語学科講師
出席者 本学教職員37名
演題 「外国語を考える」-誰にでも合わせる英語教育
内容 語学(英語)科目を担当している教員より、外国語自体や外国語で講義する上での実践例や工夫、注意点を報告してもらった(使用言語を日本語と英語とした)。本学では全ての学生が関わる英語学修についての現状と展望を共有することができた。
第4回 FD研修会(第5回SD研修会と合同開催)
日時 2018(平成30)年2月15日(木)13:00~14:00
場所 M203教室
講師 桑木康弘氏(株式会社ハウインターナショナル)
出席者 本学教職員67名
演題 「中退予防について~全教職員で取り組むべきこと~」
内容 学内の各種情報を基に、当該学校組織における問題点や改善点に関してコンサルティングやソリューションの提案をしているハウインターナショナル株式会社より桑木氏を招き、事前に本学の情報を分析してもらった結果を基に、中退防止についての講話を行った。大学の一般的な状況ともひきつけて、中退の放置が学校運営に及ぼす悪影響を詳細に確認した後、退学者を類型化して分析(初期型、失速A型、失速B型、突発型)し、類型毎の対応について提案がなされた。これまでひとくくりに退学者とされていた学生に対し、一定のラベリングと原因の言語化により状況の様相が捉えやすくなった。今後今回の分析及び手法を参考に、様々な情報を統合しながら全学を挙げて中退防止に取り組むことを確認した。
第5回 FD研修会
日時 2018(平成30)年2月23日(金)14:00~15:30
場所 M204教室
講師 舘岡洋子先生(早稲田大学大学院日本語教育研究科教授)
出席者 本学教職員38名(学外教員7名を含む)
演題 「協働で読む-ピアリーディングの進化-」
内容 複数の学習者がともに存在する「教室」をピア(他者)との相互作用の中で「創発」が生まれ、互いに学び合える場とする観点から、ピア・ラーニング(協働学習)を実施されている舘岡洋子氏を迎え、ピア・ラーニングの中でも、特に「ピア・リーディング」について講演いただいた。舘岡氏はピア・リーディングを3つにステージ(ステージ1~3)に分け、具体的な事例をもとに紹介した。
まず、ステージ1では、ピア(他者)がリソースとして、また、対話の相手として機能し、学習者自身(自己)以外のリソースから知識が得られるだけでなく、理解深化、自己の見直し、誤りへの気づきなどが生じることを指摘した。
次に、ステージ2では、自己の学びの内省、深化にフォーカスを当て、ピア(他者)と学ぶことでテキストがクリティカルに理解できるだけでなく、他者理解、自己理解にもつながることを指摘した。
最後に、ステージ3では、授業で扱うテキストを教師が準備するだけでなく、学習者も「いっしょに創る」という取り組みについて紹介した。
今回は日本語学習者の事例をもとにした内容であったが、本学で開講している日本語リテラシーをはじめ、英語や中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語などの外国語学習においても、非常に有効な示唆が含まれる講演であった。
2017年度 授業参観制度
期間 2017(平成29)年度の授業実施期間(春学期・秋学期)
対象者 全教員
概要 本学では、多様な授業形態についての理解を深めるために教員相互の授業参観制度を実施しております。他の教員の授業を参観し、また自身の授業を参観してもらうことで、個々の教授法のスキルアップの他、授業間の連携をさらに強化することを目的としています。

 

※ 上記の学内研修の他、大学間の連携によるFD/SD活動等に積極的に参加し、教職員の資質向上を図っています。


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