長崎外国語大学・長崎ウエスレヤン大学合同シンポジウム

  本学における学生支援推進プログラムの取組の成果を広く内外に公表するため、2011年11月27日(日)本学ホールにおいて、同種の取組を行っている長崎ウエスレヤン大学と合同で、「学生力支援―2大学の試み―」と題するシンポジウムを行った。テーマに掲げた「学生力」とは、在学中の様々な学びの体験を通して学生が卒業後の社会進出・社会貢献のために修得しておかねばならない力のことである。
  当日は本学学生を中心に、長崎ウエスレヤン大学の学生、両大学の教職員ほか、約200名の出席者が参加した。また、翌日11月28日(月)の長崎新聞に本シンポジウムについての記事が掲載された。
  第1部の基調講演Ⅰでは衆議院議員、前文部科学大臣(当時)の高木義明氏による「グローバル人材を育てよう」と題した講演が行われた。内容は前文部科学大臣としての経験と知識に基づき、グローバル時代における大学教育の課題や今後の大学教育への期待について、主な聴衆である学生たちに語りかけるものであった。
  第2部の基調講演Ⅱでは長崎大学名誉教授の溝田勉氏による「『可能性』拡大にチャレンジする喜び」と題した講演が行われた。内容は国際協力の分野で長く活躍された溝田氏自身の経験を踏まえて、大学生活の中で知識・教養を培うことや人脈づくりの大切さなど、さまざまな可能性を広げていくことの意義を学生に訴えかけるものであった。
  第3部の研究発表では本学と長崎ウエスレヤン大学の取組について、それぞれ発表を行った。まず「研究発表①」として本学の冨田高嗣准教授による「G-netを利用したコミュニケーション」という発表が行われた。本学におけるSNSである「G-net」を用いた学修支援、キャリア支援の実例が報告された。とくに「海外インターンシップ」参加学生による報告では、教員・参加学生間でのSNSによるコミュニケーションを通して学びや体験の共有と深化が効果的に行われていることが確認できた。次の「研究発表②」は「eポートフォリオ・システムによる『学び』の支援」というタイトルで、長崎ウエスレヤン大学の亘明志(わたり・あかし)教授によって行われた。こちらでも学生の報告があり、eポートフォリオが学修支援・キャリア支援に効果的に活用されていることが確認された。
  第3部の最後の討論会では、第1部の講師である溝田氏によって、両大学の取組に対して高い評価が与えられ、この点で本シンポジウムは当初の目的通りの成果を収めたことが確認できた。
  本シンポジウムについて、学生たちのアンケートには以下のような肯定的な感想が多く見られた。「4年間の大学生活でしっかりと学んで、グローバル時代にふさわしい力を身につけたい(基調講演Ⅰ)」。「大学生活の中でさまざまなことに意欲的に挑戦し、自分の可能性を拡げてゆきたい(基調講演Ⅱ)」。「G-netをもっと活用してコミュニケーションの幅を広げたい(研究発表①)」。「eポートフォリオの仕組みや考え方は素晴らしいので、外大にも導入してほしい(研究発表②)」。これらの意見は、本取組を通して学生生活の中でさまざまなことにチャレンジして、「学生力」を伸ばしていきたいという、学生たちの意欲や期待の表れとして理解できる。ただし、本取組の意義を十分に理解できていない1年次学生も若干見受けられたので、今後1年次の必修科目「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」においてその目的・意義を認知させることとした。

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前文部科学大臣(当時)の高木義明氏による講演と本学の富田高嗣准教授による研究発表

 

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