フランス留学案内 2009年度

 

1.はじめに

フランスへの留学制度は短期大学時代の1986年に、パリから近いアンジェ市にある西フランスカトリック大学と提携し発足しました。それ以来、学生の相互交換、教員の交流を長年行ってきていますので、現地の教育環境や生活事情は十分にわかっており、学生は留学の準備を安心して行え、留学生活もスムーズに始めることができます。

2006年度には交流20周年をアンジェの大学で祝い、更なる交流発展を祈念して調印式と記念植樹を行いました。 この20年の間に長期留学先の大学は3校に増えました。大学のある町は、アンジェ市、大西洋に面したラ・ロシェル市、ブルターニュ地方のカンペール市ですが、 この3つの町は地方都市の中でも活気がある上治安もよく、学生生活を送るには最適の場所です。

留学することで、語学力の向上はもちろんのこと、毎日の生活を通して、文化的にも学ぶことは多く、人間的にも成長できます。 また、フランスへの留学は必ずしも、フランスを知るだけではなく、世界中から集まってくる留学生との交流から世界を知ることにもなります。苦労もありますが、本学の留学制度を活用し、新しい経験と新しい自分に挑戦してください。

2.留学の時期

長期留学制度への出発時期は、原則2年の秋学期からです。フランスの大学の新学期は10月に始まるので、この時期から留学を始めるのが理想的です。また、2年の前期に海外セミナーのための授業がありますが、長期留学のための準備学習も同時に行うことができるようにしています。

留学期間は一年を標準としますが、秋学期のみの留学も可能です。9月の海外セミナーから出発すると、3月末まで実質的に7ケ月の留学ができます。

3.留学先

(1) 西フランス・カトリック大学 国際フランス語センター

Centre International d'Études Françaises
Université Catholique de l'Ouest
3, place André Leroy B.P. 808 ,49008 Angers Cedex 01 France
Tel: 33-2-41-88-30-15    Fax: 33-2-41-87-71-67
E-mail: cidef@uco.fr
国際フランス語センターのホームページ Centre International d'Études Françaises (C.I.D.E.F.)
西フランス・カトリック大学のホームページ Université Catholique de l'Ouest

西フランス・カトリック大学とアンジェ市についてはフランスの協定校を参照してください。

(2) ラ・ロシェル商業専門大学グループ フランス語学院

Institut d'Études Françaises de La Rochelle
Groupe Sup de Co La Rochelle
102, rue de Coureilles, Les Minimes ,17000 La Rochelle France
Tel: 33-5-46-51-77-50    Fax: 33-5-46-51-77-57
E-mail: ief@ief-la-rochelle.fr
フランス語学院のホームページ Institut d'Études Françaises
ラ・ロシェル商業専門大学グループのホームページ Groupe Sup de Co La Rochelle

ラ・ロシェル商業専門大学グループとラ・ロシェル市についてはフランスの協定校を参照してください。

(3) カンペール欧亜高等管理学院

ISUGA -- Institut de Management Europe-Asie
Creac'h-Gwen 29000 Quimper France
Tel: 33 (0)2 98 10 16 16    Fax: 33 (0)2 98 10 16 00 
ホームページ ISUGA

カンペール欧亜高等管理学院とカンペール市についてはフランスの協定校を参照してください。

4.単位の認定

単位認定の基本的枠組みは以下のようになります。単位認定に関して、詳しくは国際交流センターのホームページから「海外留学・国際交流関係規程」を参照してください。
2006年度までの入学者と2007年度以降の入学者とでは規程が違います。よく気をつけてください。

2007年度以降の入学者については、基本的には「外国の大学に留学する学生の帰国後の単位認定に関する内規」第4条(1)留学科目による認定および「外国の大学に留学する学生の帰国後の単位認定に関する取り扱い(大学)」Ⅰ.単位の認定方法 1.留学科目による認定 (1)一括認定の方法により、以下のように単位を認定することになります。
(留学先大学で、本学が認めた課程を修了した場合、あるいは必要十分と認められる科目を履修し単位を修得した場合)

半年間(1学期間)の留学

コース別専門科目 社会文化特別研究 I (フランス)--6単位 6単位
語学科目 フランス語語特別実習 I --8単位 8単位
合計 14単位

1年間(2学期間)の留学

コース別専門科目 社会文化特別研究 I (フランス)--6単位
社会文化特別研究 I (フランス)--6単位
12単位
語学科目 フランス語語特別実習 II --8単位
フランス語語特別実習 II --8単位
16単位
合計 28単位

*これ以外のケースについて、また2006年度までの入学者の留学については、コース主任に相談してください。

5.費用(概算)

(1) 授業料

派遣留学生の場合は大学が負担します。交換留学生の場合はフランスの大学の授業料は免除されます。したがって、どちらに選ばれてもフランスの大学での授業料の心配はありません。

ラ・ロシェル商業専門大学とカンペール欧亜高等管理学院の場合は交換留学しかないので、一般留学の場合は西フランス・カトリック大学になります。

西フランス・カトリック大学 国際フランス語センター(2009-2010年度)

  • 1セメスター(15週) 1925ユーロ=23万(2009年1月のレート:1ユーロ=120円で計算)
  • ただし9月の研修を受講した学生については割引制度があり、秋学期 1875ユーロ、また、秋学期を受講した学生については、春学期も同じく1875ユーロになります。
  • 一学期未満の受講については、1週間あたり 168ユーロです。

*派遣留学生・交換留学生に選ばれた場合は授業料の心配はありません。一般留学生の場合は授業料は本人負担ですが、提携校の学生には割引があり、上記金額よりさらに10%安くなります。

(2) 住居費と食費

本人負担、他に日用品その他の生活費、本代、文具代、小遣いなどが必要です。

2009年度がまだ出ていない場合は2008年度の例をあげておきます。

アンジェ

ホームステイの場合(2008年-2009年度)

部屋代: 毎月平均 約280ユーロ (家庭により差があります)
食費: 一日あたり 約 10ユーロ (学生食堂では、 昼食・夕食それぞれ2.8ユーロ)
食事を朝晩家庭でとるか、1食のみにするかによって費用は異なりますが、10ユーロはみておくべきでしょう。1ヶ月あたりの住居費と食費は部屋代 280ユーロ + 食費300ユーロ(10x30日) =580ユーロ (約7万円) と考えておけばよいでしょう。但し、フランスでは学生の住居費に対する補助金制度があり、住居費の5~6割程度の補助金が支給されるので、それを受けるとその分これより安くなります。

女子寮に入った場合(2009-2010年度Foyer de l'Esvièreの料金)
原則一年契約で入寮が許可される。

1

申し込み時点

登録料

46 ユーロ

保証金

293 ユーロ

6月分寮費の前払い金

293 ユーロ

2

毎月の寮費

部屋代+諸経費

293 ユーロ

食費 2食

211 ユーロ

食費 3食

278 ユーロ

寮費+食費の合計は2食の場合毎月504ユーロ、3食の場合571ユーロです。昼食のために寮に帰るのはかなりわずらわしいので、2食つき(昼食は学生食堂で取る)がよいでしょう。学生食堂の料金は昼食・夕食それぞれ2.8ユーロです。

Foyer de l'Esvièreでは、全館無線LAN配備でインターネットなども自分の部屋のパソコンで出来ます。パソコンを持たない場合はパソコン室での利用も可能、日本語入力も可能です。

ラ・ロシェル (2008年度)

ホームステイの場合
部屋代: 毎月 300ユーロ
食費: 朝食 2.3ユーロ、 昼食(学生食堂)2.8ユーロ 、夕食4.6ユーロ 、計1日あたり約9.7ユーロ
1カ月あたりの住居費と食費は約600ユーロとなります。
ラ・ロシェルの生活費もアンジェと大体同じだと考えてよいでしょう。アンジェ同様に、ラ・ロシェルでも、住居費の政府補助は受けられます。大学で手続きをすべてしてくれて、全員毎年受け取ってます。

カンペール

ホームステイの場合(2008度)
今年はじめてのホームステイでしたが、1週間(2食付)で110ユーロ、月で計算すると450ユーロ程度で、これに大学食堂での昼食代は2,8ユーロですから30日で84ユーロ、合計534ユーロ程度です。

大学と提携している寮(アパート)の場合
2007年度の料金は以下の通りでした。
部屋代: (1年契約なので、途中で変わっても部屋代は払わないといけない)月315ユーロ
食費:自炊になるので、自分で調節できる。 150ユーロから200ユーロで3食まかなえる様子。
1ヶ月550ユーロみておけば十分です。住居補助金はもらえます。

6.出発までのスケジュール
  • 12月 第一回長期留学説明会
  •  2月 第二回長期留学説明会:アンジェでの滞在方法として、女子寮を考えている学生は、春休みに入る前にコース主任と相談してください。フランス人学生と同じく2月に申しこみをした方が有利です。
  •  4月 留学申込書提出と海外セミナー履修登録派遣留学・交換留学・一般留学制度をよく読み、そのスケジュールに沿って行動してください。
  •  6月 留学ビザ取得の準備を始める。手続きは東京のフランス大使館領事部で行います。
7.学生ビザ取得のために

例年必要な書類は以下のようなものですが、毎年確認する必要があります。

  1. 長期ビザ申請書 1部(インターネット上ダウンロード又は大使館にて入手可能)
  2. 証明写真 2枚(同じ写真でカラーのみ・正面・無帽・白の背景・35×45mm・顎から頭までの長さが写真全体の70~80%以内のもの・デジタル写真不可)
  3. (仮)入学許可書 オリジナル1部コピー2部(氏名、受講期間-6ヶ月以上の学校登録期間と週に20時間以上の受講時間が明記されていること)
  4. 滞在費の証明 オリジナル1部コピー1部(6000ユーロ相当の額[約100万円]を有していることの証明。いずれも本人名義であること)
     《私費の場合》
      ■ 海外で引き出し可能な銀行または郵便口座の残高証明書
      ■ 発行日から一ヶ月以内のもの(英語又はフランス語に翻訳されたもの)
     《公費の場合》
      ■ 奨学金発給の証明書(英/仏文)
  5. パスポート(残存期間が日本帰国予定日より3ヶ月以上)及び証明写真ページのコピー
  6. ビザ料金 7000円前後(現金支払いのみ可)
  7. 最終学歴を証明する書類オリジナル1部コピー1部(英/仏文翻訳の書類も添付の事)
  8. 履歴書 (フランス語か英語。フランス語か英語で作成するのが難しい場合は、日本語で作成し、大使館指定の翻訳会社による仏訳をつける)
  9. フランスに行きたい理由を具体的につづった動機書 (フランス語か英語。フランス語か英語で作成するのが難しい場合は、日本語で作成し、大使館指定の翻訳会社による仏訳をつける)
  10. 現在のフランス語レベルを証明できるもの(ある場合) オリジナル1部コピー1部(DELF、DALF、仏検、大学の成績表、語学学校の在籍証明など、独学又は初級者として学んでいる場合は、動機書にどのように、どの位の期間勉強してきたか説明すること。)
  11. 申請時に20歳未満の場合:両親それぞれのパスポートのコピー(1部づつ)と両親それぞれが記入した出国許可書(1部づつ。用紙は窓口に備付またはインターネット上ダウンロード)と戸籍謄本1部(大使館指定の翻訳会社による仏訳も添付)
  12. 学生ビザ申請者対象アンケート 1部

上記の書類をそろえるため、留学の準備は6ヶ月前から始めることが必要です。
駐日フランス大使館のホームページ(日本語版)から「フランスに行く」のページを見てください。ビザ取得のための情報は「フランスのビザ(長期滞在ビザ) 」から「学生ビザ」のページに行って調べましょう。また、フランス政府留学局 Campus France 日本支局のサイトも見ておきましょう。

8.フランスで滞在許可書を取るために必要な書類と住居補助を受けるために必要な書類

フランスに行ってからそろえる書類もありますが、出発前に準備する書類に注意しましょう。

滞在許可書を取るために必要な書類

  1. 入学許可書
  2. 保険のフランス語による証明書 (保険会社で発行してくれるが、日付など間違いがないか確認しておくこと)
  3. パスポートとパスポートの番号・写真の頁とビザの頁のコピー
  4. 銀行口座の残高証明書またはトラベラーズチェック購入の写し
  5. 写真3枚(サイズ3.5x4.5cm)
  6. フランスの銀行で口座を開いて、入金したという銀行の証明書
  7. 滞在家庭主または寮長の受入れ証明の手紙
  8. 0.50ユーロの切手を貼った封筒1通

   * 6、7、8はフランスに着いたらすぐ用意します。

住居補助を受けるために必要な書類

 所定の手続きをすれば、フランスでは外国人学生にも住居補助金が支給されます。

  1. 滞在許可書のコピー
  2. 部屋代支払い証明書
  3. 銀行口座番号
  4. 返信用の封筒と切手
  5. 申請用紙(各地のCAFで手に入れるか、インターネットでもダウンロード可。)
9.その他、出発までの準備
  1. クレジットカード:長期滞在の場合は一枚は持っていた方が安心です。ラ・ロシェルに行く人は早めに作っておいてください。住居の申込金等はクレジットカードで支払い可能です。
  2. 飛行機の切符の購入:海外セミナーに参加する人は、切符の購入および、行きの飛行機の予約は大学の方でします。帰国の予定日は各自で決めます。
  3. ヨーロッパ通貨(ユーロ)の購入:出発前に2、3万の現金は用意しておくことをすすめます。
  4. 毎月の生活費:基本的にはビザ申請の際に必要な額80万円で通年講座中の生活費はまかなえ るはずですので、毎月の仕送りなどは必要ありません。