2010年度 フランス留学案内 (2010.6.22. 情報更新)

1.はじめに

フランスへの留学制度は短期大学時代の1986年に、アンジェAngers市にある西フランスカトリック大学と提携し発足しました。それ以来、学生の相互交換、教員の交流を長年行ってきていますので、現地の教育環境や生活事情は十分にわかっており、学生は留学の準備を安心して行え、留学生活もスムーズに始めることができます。

2006年度には交流20周年をアンジェの大学で祝い、更なる交流発展を祈念して調印式と記念植樹を行いました。 この20年の間に長期留学先の大学は3校に増えました。大学のある町は、アンジェ市、大西洋に面したラ・ロシェル市、ブルターニュ地方のカンペール市ですが、 この3つの町は地方都市の中でも活気がある上治安もよく、学生生活を送るには最適の場所です。

留学することで、語学力の向上はもちろんのこと、毎日の生活を通して、文化的にも学ぶことは多く、人間的にも成長できます。 また、フランスへの留学は必ずしも、フランスを知るだけではなく、世界中から集まってくる留学生との交流から世界を知ることにもなります。苦労もありますが、本学の留学制度を活用し、新しい経験と新しい自分に挑戦してください。

2.留学の時期

長期留学制度への出発時期は、原則2年の秋学期からです。フランスの大学の新学期は10月に始まるので、この時期から留学を始めるのが理想的です。また、2年の前期に海外セミナーのための授業がありますが、長期留学のための準備学習も同時に行うことができるようにしています。

留学期間は一年を標準としますが、秋学期のみの留学も可能です。9月の海外セミナーから出発すると、3月末まで実質的に7ケ月の留学ができます。

3.留学先

(1) 西フランス・カトリック大学 国際フランス語センター

Centre International d'Études Françaises
Université Catholique de l'Ouest
3, place André Leroy B.P. 808 ,49008 Angers Cedex 01 France
Tel: 33-2-41-88-30-15    Fax: 33-2-41-87-71-67
E-mail: cidef@uco.fr
国際フランス語センターのホームページ Centre International d'Études Françaises (C.I.D.E.F.)
西フランス・カトリック大学のホームページ Université Catholique de l'Ouest

西フランス・カトリック大学とアンジェ市についてはフランスの協定校を参照してください。

(2) ラ・ロシェル商業専門大学グループ フランス語学院

Institut d'Études Françaises de La Rochelle
Groupe Sup de Co La Rochelle
102, rue de Coureilles, Les Minimes ,17000 La Rochelle France
Tel: 33-5-46-51-77-50    Fax: 33-5-46-51-77-57
E-mail: ief@ief-la-rochelle.fr
フランス語学院のホームページ Institut d'Études Françaises
ラ・ロシェル商業専門大学グループのホームページ Groupe Sup de Co La Rochelle

ラ・ロシェル商業専門大学グループとラ・ロシェル市についてはフランスの協定校を参照してください。

(3) カンペール欧亜高等管理学院

ISUGA -- Institut de Management Europe-Asie
Creac'h-Gwen 29000 Quimper France
Tel: 33 (0)2 98 10 16 16    Fax: 33 (0)2 98 10 16 00 
ホームページ ISUGA

カンペール欧亜高等管理学院とカンペール市についてはフランスの協定校を参照してください。

4.単位の認定

ここでは2009年度以降の入学者の場合を紹介します。

2009年度以降の入学者については、基本的には「外国の大学に留学する学生の帰国後の単位認定に関する内規」第4条(1)留学科目による認定および「外国の大学に留学する学生の帰国後の単位認定に関する取り扱い(大学)」Ⅰ.単位の認定方法 1.留学科目による認定 (1)一括認定の方法により、以下のように単位を認定することになります。
(留学先大学で、本学が認めた課程を修了した場合、あるいは必要十分と認められる科目を履修し単位を修得した場合)

半年間(1学期間)の留学

教養科目 海外自由研究Ⅰ 2単位 2単位
コース別専門科目 社会文化特別研究 I (フランス) 6単位 6単位
語学科目 フランス語語特別実習 I  10単位 10単位
合計 18単位

1年間(2学期間)の留学

教養科目 海外自由研究 I  2単位
海外自由研究 II 2単位
 4単位
コース別専門科目 社会文化特別研究 I (フランス)  6単位
社会文化特別研究 II (フランス) 6単位
12単位
語学科目 フランス語語特別実習 I  10単位
フランス語語特別実習 II 10単位
20単位
合計 36単位

*2008年度までの入学者の留学については、コース主任に相談してください。

5.費用(概算)

(1) 留学先大学の授業料

長崎外国語大学の授業料は、留学期間中も納める必要があります。

  • 交換留学:西フランス・カトリック大学、ラ・ロシェル商業専門大学、カンペール欧亜高等管理学院
    留学先大学の授業料免除
  • 派遣留学:西フランス・カトリック大学
    留学先大学の授業料は長崎外国語大学が負担する
  • 一般留学:西フランス・カトリック大学
    留学先大学の授業料は本人が負担する

    西フランス・カトリック大学(国際フランス語センター)の授業料(2010-2011年度)
    • 1セメスター(15週) 1980ユーロ
    • ただし9月の研修を受講した学生については割引制度があり、秋学期 1950ユーロ、また、秋学期を受講した学生については、春学期も同じく1950ユーロになります。
      *提携校割引があり、上記金額よりさらに10%安くなります。
    • 一学期未満の受講については、1週間あたり 175ユーロです。

(2) 住居費と食費

本人負担、他に日用品その他の生活費、本代、文具代、小遣いなどが必要です。

2009-2010年度がまだ出ていない場合は2008-2009年度の例をあげておきます。

アンジェ

ホームステイの場合(2009-2010年度)
部屋代:月 約 280ユーロ (家庭により差があります)
食費:一日あたり 約 10ユーロ (学生食堂では、 昼食・夕食それぞれ 2.8ユーロ)
食事を朝晩家庭でとるか、1食のみにするかによって費用は異なりますが、10ユーロはみておくべきでしょう。1ヶ月あたりの住居費と食費は部屋代 280ユーロ + 食費 300ユーロ(10×30日) = 580ユーロ(ざっと 600ユーロ)と考えておけばよいでしょう。

女子寮に入った場合(2009-2010年度Foyer de l'Esvièreの料金)
原則一年契約で入寮が許可される。

申し込み時点 登録料 46 ユーロ
保証金 293 ユーロ
6月分寮費の前払い金 293 ユーロ
毎月の寮費 部屋代+諸経費 293 ユーロ
食費 2食 211 ユーロ
食費 3食 278 ユーロ

寮費+食費の合計は2食の場合毎月504ユーロ、3食の場合571ユーロです。昼食のために寮に帰るのはかなりわずらわしいので、2食つき(昼食は学生食堂で取る)がよいでしょう。学生食堂の料金は昼食・夕食それぞれ2.8ユーロです。
Foyer de l'Esvièreでは、全館無線LAN配備でインターネットなども自分の部屋のパソコンで出来ます。パソコンを持たない場合はパソコン室での利用も可能、日本語入力も可能です。

ラ・ロシェル (2009-2010年度)

ホームステイの場合
部屋代:毎月 350ユーロ
食費:朝食 2.5ユーロ、 昼食 5ユーロ 、夕食 5ユーロ 、計1日あたり 12.5ユーロ。
ただし、昼食を学生食堂で取れば 2.8ユーロですみ、1日 10.3ユーロになります。
1カ月あたりの住居費と食費は約660~730ユーロとなります。
ラ・ロシェルの生活費もアンジェと大体同じだと考えてよいでしょう。

カンペール

大学と提携している寮の場合 (2009-2010年度)
(大学のキャンパス内にあり、便利なうえに、フランス人学生・他の国からの留学生との交流もしやすいです。)
部屋代: 月 341.19ユーロ (1年契約なので、途中で変わっても部屋代は払わないといけない)
食費:自炊になるので、自分で調節できる。 150ユーロから200ユーロで3食まかなえる様子。
1ヶ月600~650ユーロみておけば十分でしょう。

ホームステイの場合(2008-2009年度)
ホームステイはこの年度だけでしたが、1週間(2食付)で110ユーロ、月で計算する と450ユーロ程度で、これに大学食堂での昼食代は2,8ユーロですから30日で84ユーロ、合計534ユーロ程度でした。
(カンペールの場合は、ホームステイ受け入れ家庭を見つけるのが難しく、大学と提携している寮に入るのが原則です。)

6.出発までのスケジュール
  • 12月 第一回長期留学説明会
  • 2月 第二回長期留学説明会:アンジェでの滞在方法として、女子寮を考えている学生は、春休みに入る前にコース主任と相談してください。フランス人学生と同じく2月に申しこみをした方が有利です。
  • 4月 留学申込書提出と海外セミナー履修登録派遣留学・交換留学・一般留学制度をよく読み、そのスケジュールに沿って行動してください。
  • 6月 留学ビザ取得の準備を始める。手続きは東京のフランス大使館領事部で行います。
7.学生ビザ取得のために

駐日フランス大使館のホームページ(日本語版)から「ビザ」→「フランスのビザ (長期滞在ビザ)」→「学生ビザ」→「学生ビザ・3ヶ月以上・申請方法(2010年1月4日から適用)」のページに行って調べましょう。
2010年より、フランス留学ビザ取得のためには、あらかじめフランス政府留学局 Campus France 日本支局に登録し手続きをすることになったとありますが、具体的なことがらについては確認中です。登録はまだせずにいてください
さしあたりは、上のサイトをよく見ておいてください。
ビザ取得に必要な書類は以下のようなものですが(2010.3.18.現在)、規則が変わることがあるので定期的に確認する必要があります。

  1. 長期ビザ申請書1部 (フランス大使館ホームページからダウンロードするか窓口で入手可能)記入方法は日本語訳を参照
  2. 証明写真2枚(同じ写真、正面、無帽、背景は白、35×45mm、デジタル写真不可)
  3. 経済証明 (本人名義で滞在期間中の生活費を十分(6000ユ-ロ相当)有していることを証明するもの) オリジナル1枚+コピー1枚
    《私費の場合》
    ■ フランスで引き出し可能な口座の残高証明書
    ■ 発行から1ヶ月以内のもの
    ■ 英語又はフランス語の翻訳を添付すること
    《公費の場合》
    ■ 奨学金発給の証明書
    ■ 英語又はフランス語の翻訳を添付すること
  4. フランス到着から3ヶ月間の滞在先の証明(フランス到着時の宿泊先住所の提出が必要です。下記のいずれかひとつ)
    ■ 住居の賃貸契約書
    ■ ホテルの予約書及びホテル滞在費用を充分に所有していることの証明(上記4、経済証明6000ユーロに加えるか、別口座を提出)
    ■ 住居の所有者による住居を提供する旨を記した保証書、及び所有者の身分証明または滞在許可書のコピー、住居の賃貸契約書または購入証明書
    ■ 所属機関、学校からの住居提供する旨記載した証明書
  5. パスポート(残存期間が15ヶ月以上のものでビザ貼り付け用のページが残っているもの) オリジナル+証明写真のページのコピー1枚 
  6. 申請料金約7000円(50ユーロ相当) ※支払いは現金のみ
  7. 申請時に20歳未満の場合
    ■ 両親のパスポートのコピー 1枚
    ■ 出国許可書(本ホームページからダウンロードまたは窓口で入手可能) ・父親・母親が署名したものそれぞれ1部ずつ
    ■ 戸籍謄本 ※フランス大使館指定の翻訳業者による翻訳を添付すること
  8. 移民局(OFII)提出用フォーム(本 ホームページからダウンロードまたは窓口で入手可能)記 入方法は日本語訳を参照

なお、2009年度は、このほかに以下のような書類も必要でしたが、これらはCampusFranceでの手続きの際に必要となったようです。CampusFranceの手続きが実際にどうなるかは確認中ですが、これらの書類が必要になる可能瀬は十分にありますから、用意だけはしておいてください。

  1. 履歴書 (フランス語か英語。フランス語か英語で作成するのが難しい場合は、日本語で作成し、大使館指定の翻訳会社による仏訳をつける)
  2. フランスに行きたい理由を具体的につづった動機書 (フランス語か英語。フランス語か英語で作成するのが難しい場合は、日本語で作成し、大使館指定の翻訳会社による仏訳をつける)
  3. 現在のフランス語レベルを証明できるもの(ある場合) オリジナル1部コピー1部(DELF、DALF、仏検、大学の成績表、語学学校の在籍証明など、独学又は初級者として学んでいる場合は、動機書にどのように、どの位の期間勉強してきたか説明すること。)
8.フランスで滞在許可書の確認を取る・保険に加入する

フランスに着いてから手続きすることがあります。出発前に準備する書類に注意しましょう。

フランス到着後、ビザに明記された期間の滞在許可を得るための手続き

2009年6月から日本で学生ビザを申請する際の書類が増えましたが、その分、フランスで多くの書類をととのえて滞在許可書を申請する必要がなくなり、手続きが簡素化されました。フランスに入国後行う作業は以下の通りです。

  1. ビザ発給時に、フランス大使館の印が押された「Visa de Long Séjour - Demande d’attestation OFII」という用紙を受け取りますが、フランス入国後、その用紙にフランスでの住所・電話番号、ビサ番号と有効期限およびフランス入国日を記入します。
  2. その用紙と共に、パスポートの身分証明のページ、入国時に入国審査場で押印された入国日のスタンプの押されたページのコピーを同封し、配達証明付(envoi recommandé avec accusé de réception)で自分の居住地にある移民局(OFII) に郵送します。(移民局の住所は大使館から用紙と一緒に同封されています。)
  3. フランス入国から3ヶ月以内に、移民局(OFII)から健康診断または/及び問診の召喚の連絡があります。その際、以下の書類を持参します。
    -パスポート
    -証明写真(正面、無帽のもの)、
    -フランスの住居証明(家賃の領収書、ご自身名義の電気、がス、水道、固定電話代金の請求書、または宿泊先を証明した書類)
    -フランスへの出発前に健康診断を受けた場合は健康診断書、詳しくは移民局のサイトを参照。http://www.ofii.fr)
    -申請料金(金額についてはサイトhttp://www.ofii.frを参照。2009年度は55ユーロ。)

これらの手続き完了後、ビザ及び移民局による手続き完了の記載の入ったパスポートを持ってはじめて、ビザに明記された期間の滞在が法的に許可されたことになります。
この手続きが3ヶ月以内に完了しなかった場合は不法滞在として然るべき法的措置の対象となります。

保険に加入する

フランスの大学の正規の学生である場合(交換留学生で1年滞在する場合も正規の学生扱いをされている場合)、フランス人学生と同じようにフランスの学生保険への加入が、法律で義務付けられています。
2009-2010年度は、ラ・ロシェル商業専門大学でもカンペール欧亜管理学院でも 198ユーロでした。
最初のオリエンテーションの時に説明があると思いますが、この保険には必ず加入してください。

西フランスカトリック大学の場合は、大学としての義務付けはありませんので、日本の保険でよしとするか、フランスの保険にもはいるかは各人の自由です。日本の保険が十分でない場合は、フランスの保険に加入することをすすめます。保険料については、個人で探す場合は種々あるようです。アンジェでは住まいの保険に入ることを家庭側が強く希望しているようです。

9.その他、出発までの準備
  1. クレジットカード:長期滞在の場合は一枚は持っていた方が安心です。ラ・ロシェルに行く人は早めに作っておいてください。住居の申込金等はクレジットカードで支払い可能です。
  2. 飛行機の切符の購入:海外セミナーに参加する人は、切符の購入および、行きの飛行機の予約は大学の方でします。帰国の予定日は各自で決めます。
  3. ヨーロッパ通貨(ユーロ)の購入:出発前に2、3万の現金は用意しておくことをすすめます。
  4. 毎月の生活費:基本的にはビザ申請の際に必要な額80万円で通年講座中の生活費はまかなえ るはずですので、毎月の仕送りなどは必要ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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